毎日のお弁当づくりはハードルが高め?
毎日かかる食事代の節約のために、お弁当をつくるというのは、よく知られた解決策です。自分の好きなおかずを食べられるという楽しみもありますね。家族で同じお弁当をもって出かけるのなら、帰宅後に話がはずみそうです。ところが、医療や介護業界で働いていると、仕事の多忙さやシフトの変動などもあって、お弁当づくりはなかなか大変。「お弁当づくりの時間があったら、もう少し寝ていたい」と思う人も多いのではないでしょうか。勤務の時間帯によっては、食材をそろえるための買い物に行く時間の確保さえ、難しい場合もあるのかもしれません。
ラッキー!昼食代の補助や夜勤の食事の提供
そこで押さえておきたいのが、事業所ごとの食事に関する福利厚生。条件によっては、ぐっと出費を抑えることも可能です。就活中の事業所選びでは、さまざまな条件と合わせて、ぜひチェックしておきたいポイントともいえるでしょう。
食事の福利厚生はさまざまですが、ポピュラーなのは昼食代の補助。金額は一食につき数百円というのが一般的です。金銭的なフォローなので、好きな場所で好きなものが食べられるというのもメリットです。また、夜勤の場合に、夕食と朝食を無料(全額補助)にしている事業所もあります。この場合は、指定の業者が提供する食事ということも考えられます。
事業所内に職員用の食堂があれば高得点
一方、職員用の食堂も食事の福利厚生の一つです。比較的大きめの事業所には食堂がある所も珍しくはないでしょう。こうした食堂は、どこでもリーズナブルな価格設定がされていて経済的。また、医療や介護関係の事業所だけに、栄養バランスを考えた食事内容になっている所が少なくありません。最近は福利厚生を充実させようと、職員用食堂の質の向上に力を入れる傾向もあります。また、小規模な事業所で食堂まで整えられないという所でも、食事の提供をしている場合もあります。
食事代は毎日必要となる出費。また、金銭的なことばかりでなく、日々の食事づくりの手間が軽減できるのも、忙しく働く身にはありがたいものですよね。食事に関する福利厚生は、決して小さくない問題なのです。