救急相談の『#7119』と、こども医療相談の『#8000』
連日の猛暑で、熱中症や夏バテによる急な体調不良が心配な季節。しかし、休日や夜間は医療機関が一般診療をおこなっていないので「もしものことがあったら……」と不安になりますよね。
休日・夜間のケガや体調不良で困ったときに、思い出してほしいのが短縮ダイヤルの『#7119』と『#8000』です。
『#7119』をプッシュすると救急安心センターにつながります。
「なんとなく体調が悪い」「家族の様子がおかしい」など救急車を呼ぶべきか迷ったときに、医師や看護師などの専門家が緊急性を判断したうえで、応急手当の方法を指示してくれたり受診可能な病院を案内してくれたりします。症状の緊急性が高いとと判断された場合には、ただちに救急車が出勤します。
救急安心センターは原則24時間365日利用可能ですが、利用できる地域が限られます。詳しくは総務省消防庁の「救急安心センター事業(♯7119)実施団体基本情報調査一覧」をご確認ください。
『#8000』をプッシュするとこども医療電話相談につながります。
「頭をぶつけた」「発熱した」「けいれんが止まらない」などのこどもの症状について、医師や看護師が適切な処置をアドバイスしてくれたり、受診可能な病院を案内してくれたりします。
こども医療電話相談は全国で利用可能ですが、都道府県によって対応時間が異なるので詳細は厚生労働省の「子ども医療電話相談事業(#8000)について」をご確認ください。
夜間・休日対応している医療機関を知りたい場合には、今回ご紹介した短縮ダイヤル以外に各自治体のホームページにも受診可能な医療機関や連絡先について案内があります。「〇〇〇(自治体名) 救急」「〇〇〇(自治体名) 急病」などで検索してみてください。
暑い日は自宅で静かに過ごす方も多いかもしれませんが、万が一の場合は専門家に相談して落ち着いて対処しましょう。
参考
- 総務省消防庁|救急車の適正利用|救急安心センター事業(#7119)ってナニ?
- 厚生労働省|子ども医療電話相談事業(#8000)について