1. 【転職者インタビューvol.5】看護師14年目(東京)Hさん36歳/転職回数3回

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インタビュー2019/02/16
【転職者インタビューvol.5】看護師14年目(東京)Hさん36歳/転職回数3回

「なるほど!ジョブメドレー」は新しく、医療福祉業界で働く方の生い立ちから現在までを掘り下げるロングインタビュー企画をはじめました。第5回目の取材に協力してくれたのは、東京都の病院で看護師として働くHさんです。10年以上のキャリアを持つベテランとしての立場から、仕事の魅力や資格の強みを語ってくれました。

「なるジョブ」転職者インタビューvol.5


1.今日の転職経験者はこんな人

手術室看護師の人生年表

―今日はよろしくお願いします。転職は何回していますか?

転職回数は3回です。はじめは看護専門学校を卒業後、企業立病院(※医療法人ではなく民間企業が運営する病院)で11年間働いていました。


そのあとは美容外科クリニックに転職して2年半働いて、耳鼻科クリニックに転職。最終的にまた新卒で入った病院に戻ったというかたちです。


―もともと看護師になりたかったんですか?

いえ、もともと美容師になりたかったんです。わたしは三姉妹の末っ子で、お姉ちゃんが美容師になっていたんですけど、「お給料も安いし、拘束時間も長くて大変だからオススメしないよ」と言われて進路を考え直しました。


ただ、高校時代はぜんぜん勉強していなかったし、大学に行く気もなかったのでどうしようかなと悩んでいたところ、お母さんが看護専門学校のパンフレットを持ってきて、「たしかにその手もあるな」と思いました。


お母さんは看護師としてバリバリ仕事していて、わたしもお母さんと性格が似ていたので、「向いてるかもしれない」「手に職もつけられるし」と思って、高校3年生の夏ごろに進路を決めました。

2. 看護専門学校〜新人ナース時代

―看護専門学校はどんなところに行きましたか?

新卒で入った企業立病院の付属の専門学校に行きました。なぜそこにしたかというと、母体の企業がちゃんとしているということもあるんですけど、なにより学費が安かったんですよ。たしか50万円くらい。


―安いですね。

安いでしょ? 教材費とかは別にかかったけど、それにしても安かった。倍率も高かったんですけど、医療系の予備校に通ってなんとか合格できました。


看護専門学校は付属の病院の目の前にあったので、入学して卒業するまでの3年間は寮に入りました。


―看護師の卵の寮って楽しそうですね。

男性はみんなそう言うんですけど、そんなにいいもんじゃないですよ? 門限あり、風呂トイレ共同、2人1部屋の超せまい部屋で生活してました。


―学校自体は忙しかったんですか?

超忙しかったです。授業、実習、レポート、テスト勉強の繰り返しで、毎日寝るのが2時、3時、遅いときは4時になることもあって、人生の中でいちばん大変でした。本当に看護学生時代には二度と戻りたくない(笑)


―いま振り返ると、よかったと思いますか?

よかったけど…やっぱり思い出すとつらいです。ただ、学生時代がつらすぎて、就職後の幸福度が上がりました。


お金はもらえるし、実習のときより看護師さんが優しいし、つらいときに耐えて頑張ったからこそよかったと思えるはずです。だから、いま看護学校にいる人には本当にがんばってほしい。


―入職先は付属の病院に決まってるんですよね?

それが決まってなくて、ちゃんと就職試験を受けなきゃいけないんです。3年生の夏から就職活動をはじめるんですけど、みんな付属の病院を受けて、落ちたらほかの病院を考えるという感じでした。


試験内容は筆記試験と面接、グループディスカッションと小論文。それで合格して、内定をもらったあとに国家試験の勉強をはじめるという流れです。わたしは国家試験も無事1発で合格することができました。

3. 手術室(オペ室)看護師の仕事内容

―入職後の働き方を教えてください。

4月の入社式で配属先が伝えられるんですけど、わたしはなぜか手術室勤務になりました。もともとICU(集中治療室)希望だったので、「あなたはオペ室です」「えー! マジで?」みたいな(笑)。


―ICUを希望していた理由はなんですか?

総合力をつけて、いろいろな場面で活躍できるナースになりたかったんです。ICUは実際に自分の手を使って処置をすることが多いので、手技や知識が身につけられそうだなと。


まあオペ室配属を「いやだ」とも言えないし、病棟と違って仕事内容のイメージもつかなかったので、どうしようって思ってましたね。


―手術室での仕事内容を教えてください。

手術室で働く看護師はみんな「オペ看」と呼ばれるんですけど、ドクターに対する直接介助間接介助がおもな仕事になります。


直接介助では、必要に応じてドクターに手術器具をわたします。間接介助では、手術をしているドクター、患者さん、麻酔医など、オペ室全体を見て、それぞれに必要なサポートをおこなう役割を担います。


―入職後はどんなポジションにつくんですか?

わたしは直接介助からやりました。間接介助は広い視野が必要になるので、知識や経験がないと難しかったりするんです。


最初はマニュアルで必要な機械の名前と使い方を覚えて、先輩の横に立って手術の緊張感を味わうところからはじまります。その後は先輩についてもらいながら、実際に直接介助をするようになります。


―仕事のやりがいはどんなところだと思いますか?

病棟勤務だと患者さんから直接感謝の言葉をもらえることがあるんですけど、オペ看はそういう場面が少ないので、「オペをどれだけスムーズにこなせるか」というところにやりがいを感じていました。


わたしは先生と何も会話を交わさなくても、手術がスムーズに進むのが究極に洗練されたオペだと思っていて、オペ看にとっては医師からの「今日の手術やりやすかったよ」というフィードバックがモチベーションになります。


―役割はどのように変わっていくんですか?

最初はいちスタッフとして働いて、3年目くらいから新人指導をして、4〜5年目くらいから手術に応じて看護師の配置を考えるリーダーとしての役割を担います。


―当時の待遇についても教えてください。

初任給は20万円くらいで、ほかの病院と比べると少ない印象でした。その代わりに福利厚生がちゃんとしていたり、退職金があったり、長い目で見るといいんだけど、入職当時は「お給料少ないな」って思ってました。


―給与は上がっていきましたか?

基本賃金が毎年上がっていって、最終的に手当やボーナスを含めて年収560万円くらいになったと思います。


ただ、夜勤手当はつくんですけど、主任や婦長ではないかぎり役職手当はありませんでした。リーダーに手当がつかないことにはすこし不満がありましたね。

4. 美容外科クリニックへの転職

―次の美容外科クリニックには、どんな理由で転職したんですか?

まず「30〜33歳の間に鍼灸師の資格を取ろう」と思って専門学校に通ったんですよ。


―急に鍼灸師の資格を取ろうと思ったのはなぜですか?

なんか興味があったから(笑)。お父さんにも「看護師だけでよくない?」って言われたんですけど、実用性うんぬんの前に純粋に興味が出てきて「鍼灸の勉強をしてみたい」と思ったんですよ。それで実際に学校を調べて受験をして、入学しました。


―それで最初の病院を辞めた?

辞めようと思ってたんですけど、婦長さんが「夜勤やらなくていいから、仕事しながら学校行きなよ」と応援してくれたので、昼間は病院で働いて、18時〜21時まで専門学校に行くという生活を3年間してました。看護師の仕事は国家試験の2ヶ月前に辞めて、鍼灸師の資格を取りました。


そのあと「せっかくだから鍼灸師の資格を生かして働きたい」と思って、知り合いの紹介で、看護師の業務も鍼灸師の業務もできる美容クリニックに転職したという流れです。


―希望どおりの転職ですね。

実はそうではなくて。先生は「鍼灸の仕事を好きにやっていいよ」みたいな感じだったのに、周りのスタッフは鍼灸の仕事を入れることに好意的じゃなかったんです。


「美容外科に鍼なんてしに来る人いないよね〜」みたいな感じで、結局は99%看護師としての仕事をしてました。


―鍼灸師の資格が生かせなかったんですね。

だから物足りなくて、「じゃあ自分でやるわ」と思って個人で施術ができるレンタルサロンを借りました。基本は美容クリニックで働いて、身内に頼まれたら平日の夜や休日に鍼灸の治療をやってあげてましたね。


―美容クリニックのあとは?

美容クリニックを辞めたあとは、医療系のIT企業でバイトしながら、正社員として長く働けるクリニックを探していました。大きい病院には行くつもりがなかったので。


―大きい病院とクリニックは具体的に何が違うんですか?

大きい病院は部署異動があったり、研修があったり、看護師として次のステップを求められたりということがあります。


まだ20代でいろいろな経験を積みたい人にはいいと思うんですけど、わたしはこれまでの経験を生かして細く長く仕事を続けたかったので、看護師専門のエージェントを使って耳鼻科クリニックに転職しました。


―2回目の転職で重視した条件はありますか?

「土日休み」という前提で探してました。土日休みとなると美容外科系は無理なので、土曜日が半日休み・日曜が1日休みという条件の耳鼻科クリニックに行きました。


―企業立病院→美容外科クリニック→耳鼻科クリニックで給与は変わりました?

美容外科クリニックは基本給以外にインセンティブが出ていたので、いちばん年収がよかったです。


―500万円後半くらい?

700万円くらい


―高っっ!うらやましい。

その代わりすごく忙しかったです。土日は本当に休む時間がなくて、たまに給水をしたり、お腹がすいたらチョコを食べたり、おにぎりをひと口かじったりして働いてました。


だから、その分ちゃんとお金がもらえることがモチベーションだったし、メンバーの仲がすごくよかったおかげで2年半仕事を続けることができました。


―じゃあ結論「美容はいいぞ」になりますか?

そうとはかぎりません。


―なんでですか?

やっぱり売上重視で、クリニックによってはノルマがあったりするので、もとの施術プラスアルファで何かを勧めたり、自分の信念をまげなければならなかったりする場面が出てきます。


わたしが働いていたところは施術でのトラブルも多かったんですけど、スタッフみんなが「それは患者さんのために本当によくない」という意識で一致団結していたので、いい職場でした。

5. 職場選びの落とし穴

―次の耳鼻科クリニックはどんな職場でした?

実は2ヶ月半しか働いてないんです。


―何か問題でもあったんですか?

入ってみたら、辞める人が順番待ちになってたんです。それで「なんかおかしいな?」と思って、いろいろ話を聞いたり、職場の人と関わっていくなかで、トップの人たちがヤバいってことに気づきました。


スタッフの不正解雇とか、圧迫面接とか、表面的には印象もいいんだけど、中をのぞいてみるとよくないことをしていて、わたしはリーダー候補で入職していたので、「この人たちと密に関わると自分の身を汚すことになるな」と思って辞めました。


―最初の病院にはどんな経緯で戻ったんですか?

辞めたあとも定期的に連絡を取っている先輩がいて、たまたま人が少なくなったタイミングで「暇だったらバイトしにきてほしい」という連絡がありました。


わたし自身、就活を重ねる中で「最初の病院はすごく恵まれていたな」と実感していたので、婦長さんに「長く働けるところを探してるから、正社員として戻りたい」という話をしました。それではじめは3ヶ月ほど派遣社員として働いて、あらためて就職試験を受けて正社員になりました。


―いまはどんな働き方をしてるんですか?

新卒のときと同じ手術室勤務です。働き方としては、日勤も夜勤もやっています。基本的に土日は休みなんですけど、たまに緊急手術時の呼び出し当番があります。

6. ザックリ給与明細書

看護師14年目の給与明細書
―現在の月収はいくらですか?

月収の平均でいうと、手取りで30万円くらいだと思います。今までの経歴でいうと、美容外科クリニックの給与がだんぜんよかったですね。


ただ、就活をしていると気づくんですけど、その給与水準で「土日休み」は絶対にないんですよ。わたしは「土日休み」をいちばん重視していたので、そのあたりはトレードオフかなと。いまの病院は福利厚生もしっかりしているので、そういう意味では満足しています。


―賞与は出ますか?

賞与は年2回・累計4.5ヶ月分出ます。

7. 看護師のキャリア・適性

―看護師のキャリアについてどう考えていますか?

看護師として働くうえで、働き方はけっこう無限大だと思っています。婦長などの管理職を目指す人もいるし、一生現場で臨床をやっていたいという人もいるし、家庭をメインに考えて、そこそこに働きたいという人もいるし、理想のキャリアは人によって違うと思うんですよ。


ただひとつ言えるのは、看護師は給与ベースも比較的高くて、ライフステージに合わせて働き方を変えられることが強みだと思います。


わたしのように途中で鍼灸師の資格を取って働いてみることも可能だし、ブランクができたとしても、資格や経験があるから職場を選べるし、そのような職種はけっこう珍しいんじゃないかなと思います。


―看護師の向き不向きはありますか?

多かれ少なかれあると思います。意外と「これをやらなきゃ」とか、「わたしにはこれしかない」という感じでのめりこんじゃう人は続かなかったり、逆にすこし力が抜けている人のほうが長く続いたりして、想いが強すぎるとプレッシャーでつぶれてしまうことが多いような気がします。


―Hさんはなんで続いてるんですか?

ポジティブだからかな? 落ち込むけどあまり長引かないし、あとは単純に自分に合ってたんでしょうね。

8.(番外編)看護師のプライベートを調査

―最後にプライベートについて。休日の過ごし方を教えてください。

何もしない日は、本当に何もしないと決めてダラダラしてるかな。Amazonプライムでビデオ観たり、化粧もせずに昼間からビールを飲んだりしています(笑)。


―最近ハマっていることはなんですか?

アクセサリー作りですね。ピアスを作ったり。


―スマホの画面を見せてもらってもいいですか?

わたしは1ページにまとめたくなくて、画面上部を3ページくらい使ってます。


手術室看護師のスマホ画面

―b-monster(暗闇ボクシング)行ってるんですね。

最近はあんまりだけど、ピーク時は週1〜2で通ってましたね。たまに「わたし何やってるんだろう?」って我に返るけど楽しいです。


―よく使うアプリを1位、2位、3位で教えてください。

1位は「LINE」、2位は「インスタ」、3位は…。


―だいたいみんな「メルカリ」って言います。

わたしはメルカリより「ZOZOTOWN」派です。そんなに買わないんですけど「ZOZO USED」で古着の値段の変動を見るのが楽しいんです。


―お金の使い方に関するルールはありますか?

洋服を買うときに「ネットで買ったほうが安いな」とか、日常的な買い物の値段は気にするけど、旅行のときは気にしません。


―月の支出の内訳はどんな感じですか?

ざっくりですけどこんな感じです。家賃補助(37,000円)が地味にありがたいですね。


手術室看護師の支出内訳

―現金派? カード派? 電子マネー派?

カード派です。メインはポイントの還元率が高いYahoo!カード。サブは楽天カードです。


―自分で家計簿管理はしてますか?

やってないですね。基本的にカードで払うようにして、明細を見て月の支出をざっくり把握するようにしています。


―お金にまつわる失敗談はありますか?

無職期間が長すぎて貯金が相当なくなってしまったことです。鍼灸師の専門学校のお金も自分で全部払ったので。


―100万円もらったら何に使いますか?

家を買う頭金にします。めちゃくちゃ現実的(笑)。


―将来的な希望年収はどのくらいですか?

600万円以上はほしいと思いますけど、いろいろな手当を考えると、現在の年収で妥当かなと思っています。


―最後にすこし恋愛について。けっこうモテますか?

…まあまあですかね(笑)。


―異性のタイプはありますか?

ひと筋縄ではいかない人


―ハイスペックってことですか?

そういうのもあるし、ちょっとややこしい人? 飽きないというか。仕事もそうだけど、何かに長けている人が好きです。見た目の良し悪しは関係ないかな。


―お医者さんはどうですか?

…けっこう変わった方が多いので(笑)。


―交際人数を教えてください。

う〜ん、両手でおさまるくらい


―恋愛にまつわる失敗談はありますか?

別れた人がストーカーになっちゃったことですね。


―いま恋人はいますか?

最近、友人の紹介で付き合いました。


―今後のライフプランはどんな感じで考えてますか?

結婚も出産もしたいなと思ってます。今の人も結婚を前提で付き合っていて、子どもは2人以上ほしいです。


―恋人に直して欲しいところはありますか?

自分に似すぎていて、自分の欠点を見ているようで…。


―どんな欠点があるんですか?

なんだろう? 口だけのところとか。言ったのに実行しないとか。


―そんなことないと思いますけど。今日はありがとうございました。

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