1. 【転職者インタビューvol.11】理学療法士3年目(東京)Aさん33歳/転職回数3回

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インタビュー2019/03/13
【転職者インタビューvol.11】理学療法士3年目(東京)Aさん33歳/転職回数3回

「なるほど!ジョブメドレー」は新しく、医療福祉業界で働く方の生い立ちから現在までを掘り下げるロングインタビュー企画をはじめました。第11回目の取材に協力してくれたのは、東京都の整形外科クリニックで理学療法士として働くAさん(33歳)です。フィットネスクラブで経験を積んできたAさんは、医療現場や理学療法士という職種にどのような展望を抱いているのでしょうか?

「なるジョブ」転職者インタビューvol.11


1.今日の転職経験者はこんな人

理学療法士・33歳の人生年表

―今日はよろしくお願いします。いまおいくつですか?

Aさん:33歳です。


―ご出身は?

広島県です。18歳まで地元にいました。


―家族構成は?

父・母・自分・弟です。父親は小売業の会社員。母親は銀行に勤めてました。

2. Aさん(理学療法士・33歳)の生い立ち

理学療法士・33歳の生い立ち

目鼻立ちのハッキリしたさわやかな男性という印象


2-1. 幼少期〜小学校時代

―幼少期の記憶って覚えてますか?

幼稚園の頃はまったく覚えてません(笑)。大人しくて根暗だったと思います。


小学校では地域の少年サッカーに入ってたんですけど、あまり上手ではなかったですね。あとはとにかく友達が少なかった(笑)。


―いまはとても社交的に見えます。

当時は自分の意思がまったくなくて、人の目をかなり気にしていたんです。


サッカーは6年生まで続けたんですけど、やっぱり下手くそだったので、中学からはバスケに転向しました。「足がダメなら手はどうだ?」という感じでね。


2-2. 中学校〜高校時代

―中学校時代はバスケばっかり?

ずっとバスケをやってましたね。サッカーよりは向いていたのか、中学1年生のときに大会の登録メンバーに選ばれたんです。


なぜ3年生ばかりのメンバーに自分が選ばれたかはわからないんですけど、認められた経験がうれしくて、部活動に打ち込みました。


―高校はどんな学校に行きましたか?

地元の高校の建築・土木科に推薦で進学しました。部屋の模様替えが好きで、インテリアや雑貨に興味があったので、「将来はインテリアデザイナーとかいいんじゃないか?」と安易なことを考えてましたね(笑)。


―「職業はインテリアデザイナーです」ってカッコいいですもんね。

そう!言いたいな〜と思ってたんです。


―高校時代はどんな生活でしたか?

ほとんどバスケばかりやってましたね。勉強は好きじゃなかったんですけど、その頃から「どうやったら成績がよくなるか」と考えるようになって、成績が少しずつ良くなってきたんです。


また、他人に教えることも好きだったので「卒業後は学校の先生になりたい」と思うようになり「一般教科は無理でも、体育の先生くらいならなれそうだな」と安易な考えをしてました(笑)。


2-3. 専門学校時代

―卒業後の進路はどうなりました?

大学受験に失敗し、浪人するか、専門学校に進学して大学に編入するかの2択で迷いました。


ぼくは「浪人したら絶対に勉強しないだろうな」と思っていたので、「大学への編入率が高い」と言われていた、スポーツトレーナー専門学校に進学しました。


―専門学校時代はどんなことを勉強しましたか?

学校では筋肉や関節、神経など、体の仕組みに関する専門的な知識を学びました。


19歳からフィットネスクラブでアルバイトを始めたんですけど、現場がとにかく楽しくて、次第に優先度が「アルバイト>学校」に変わっていきました。


―教師になりたいという夢は変わらず?

体育教師を志望していたんですけど、「もう少し幅広く教えられる教育者になりたい」と思うようになって、大学の教育学部の編入試験を受けて、結果はダメでした。自分でハードルを上げてしまったんです(笑)。

3. 内定取り消しと東日本大震災

―そこからどんな進路を考えたんですか?

専門学校を卒業後、21歳までアルバイトを続けていたんですけど、東京に行ったときに、最新のフィットネス施設に衝撃を受けました。


それで「やるなら東京で勤めなきゃいけない」と思って、スポーツクラブを運営する会社の面接を受けて内定をもらいました。


―東京で社会人生活のスタートですね。

なんですけど、内定をもらってワクワクして待っていたら、会社都合で内定取り消しになってしまいました。


―なんと。

当時は本当にショックでした。頭が真っ白になって「なんで?」って思ってました。


そこからは行くところがなくなってしまい……工場で働いたり、警備員をやったり、高速道路のトイレでアンケート調査をしたり、いろいろなアルバイトをしましたね。


―よく腐らなかったですね。

大変でしたけど、何とか生活をつないで、知人が紹介してくれた会社で働くことができました。その後、人事異動で仙台に行くことになりました。


―ご縁があってよかった。

そこで東日本大震災に遭いました。


―はい。

衝撃的な出来事でした。ただ良い出会いもありました。


その方はプロスポーツチームで所属するチームのトレーナーをしていたんですけど、震災によってチームが解散になりました。


そのトレーナーは「これまでチームが存続していたのは地域の人のおかげだ」と言って、被災地で地元住民の身体ケアを始めたんです。


ぼくはそれを聞いたときに「同じトレーナーなのにこんなに違うんだな」と思って、自分が何もできない歯がゆさを味わいました。


ずっと「手に職をつけなければいけない」「何か資格を取ろう」と思ってはいたんですけど、その出来事をきっかけに改めてそう思いました。

4. IT企業→理学療法士(PT)の資格を取得

―震災後について聞かせてください。

震災を機にいろいろな想いを抱えるなかで、今度は母親が病気で倒れてしまいました。


はじめは「資格を取るために学校に行こう」と思っていたんですけど、フィットネス業界の知人に「会社を立ち上げるから一緒にやらないか?」と誘われて、ヘルスケア系のIT企業で働くことになりました。


―ベンチャーの立ち上げ期は大変そうですね。

本当にめちゃくちゃ忙しかったです(笑)。その企業ではITの知識を身につけたり、貴重なビジネスの経験を積ませてもらったりしました。


ただ、1年ほど働いたタイミングで「トレーナーの知識やスキルが生かせる資格は何か」「手に職がつけられて母親のリハビリもできる資格は何か」と考えて、「理学療法士の国家資格を取ろう」と決意し、医療系の専門学校の理学療法科に進学することにしました。


―専門学校はどうでしたか?

夜間学部だったので、知人に紹介してもらったジムでアルバイトをしながら4年間通いました。ぼくの場合は20代で専門学校に通うよりも、いろいろな経験を積んでからPT(理学療法士)の勉強をしたことがよかったと思っています。


27歳になってから自分の意思で入学したこともあり、吸収の度合いがぜんぜん違いましたね。


―学校では実習もあるんですか?

最終学年のときに実習がありました。やることは病院に行って、担当する患者さんの状態を評価して、治療プログラムを提供します。その後はプログラムによって状態がどう変わったかというレポートを出します。


それで病院側のバイザー(教育者)が「患者さんとの接し方」「学校で学んだことを実践できているか」といった観点で評価するというかたちです。


―国家試験の勉強はどうでしたか?

試験の1年ほど前から、分厚い過去問を買ってやりました。「絶対に落ちていられない」と思って、めちゃくちゃ勉強しましたね。無事合格することができました。

5. 整形外科クリニックに転職

―資格取得後のお話を聞かせてください。

最初の頃は、専門学校在学中から勤めていたパーソナルトレーニングジムで働いていました。現在は、整形外科クリニックで働いています。


―転職の理由は何ですか?

ジムでは、理学療法士が1人だけという環境で相談できる人がいなかったんです。なので「30代のうちにもっと経験をつもう」と思って、自費でもリハビリやトレーニングサービスを提供している整形外科クリニックに転職しました。


―理学療法士は病院で働く人が多いんですか?

多いと思います。あくまで推測ですけど、6割くらいが総合病院と介護施設、3割くらいがスポーツ整形を含むクリニック、残り1割は自分で開業したりという感じだと思います。


―働く場所によって違いはありますか?

未経験の人はまず経験を積むために、1回総合病院に行く人が多いと思います。


―ちなみに整形外科クリニック選んだ理由は?

1つは理学療法士として経験を積みたかったからです。


もう1つは「自分がフィットネスで学んできたことを医療現場でどう生かすか」「医療現場で学んだことを今後、フィットネスにどうつなげていくか」ということを考えていたので、整形外科クリニックだけではなく、ジムも運営している職場を選びました。


院長先生も新しいチャレンジを推奨してくれる方なので、IT企業で学んだスキルも生かせるんじゃないかと思っています。

6. ザックリ給与明細書

理学療法士3年目の給与明細書

―転職してお給料は上がりました?下がりました?

いまの職場は420万円スタートでした。前職のパーソナルトレーニングジムは約500万円だったので、80万円くらい下がりましたね。


―職務手当と能力手当が高いですね。

ほかの理学療法士の職場に勤めたことがないので、これが一般的なのかはわかりません。


ただし、いままでの能力を反映してこの額面を提示されているので、個人的なスキルだと考えています。面接時ではそのような交渉をしています。


―仕事内容と働き方を教えてください。

一般診療のリハビリと自費診療のトレーニングをやっています。


勤務は週5日です。午前の診療をして、休憩を1時間半とって、午後の診療をおこなうというかたちです。給与には30時間分の固定残業代が含まれているんですけど、基本的に残業はありません。


―年間休日日数はどれくらいですか?

年間休日日数は110日くらい。いまは日曜と平日1日が固定の公休になっています。


―今後の展望について教えてください。

理学療法士としてのキャリアを積み、治療から予防まで幅広い領域で活動できる施設で活動していきたいと考えています。


現状、日本では「理学療法士」というと「リハビリ」というイメージが強いんですけど、海外では当たり前の概念になっている「運動療法」という観点で、ケガをしづらい身体づくりの重要性が一般の方に浸透していけばいいなと思います。


―ありがとうございました。

7.(番外編)休日の過ごし方

理学療法士3年目の休日の過ごし方

理学療法に関する書籍や動画を見せて説明してくれる


―お休みの日は何をしてますか?

休日は基本的に勉強していますね。身体に関する基礎知識はあるんですけど、患者さんをよくしてあげるためにどうすればいいかということを常に考えています。それが自分たちの仕事なのかなって。


―すごいですね。

まあ調べたり、考えたりすることが好きなのかもしれないですね。


―勉強以外の趣味はありますか?

アウトドアとかに誘われていくこともありますけど、これといった趣味がないんですよね。どうしよう……ぜんぜん面白くない人間みたいですよね(笑)。


―そんなことないです。よく使うアプリとかありますか?(SNSとかゲームとか)

これ面白いですよ。ピッとあげたら角度がわかるんです。いまは「27.4°」です(笑)。


理学療法士3年目の休日の過ごし方2

理学療法の話をするAさんはとにかく楽しそう


―・・・これ何に使うんですか?

どれくらい肩が上がったかを検証するために使うんです。治療前に「これくらいですね」と測っておけば、もう1回測ったときに客観的な数値で「上がりやすくなった!」ということをわかってもらえます。


―アプリも仕事に関連するものが多いんですね。ありがとうございました!

読者の方へのメッセージ

「理学療法士」のキャリアの展望

今回お話を伺ったAさんは、「理学療法士=リハビリをする人」というイメージを変えるために、豊富なインストラクター経験を活かして勤務しています。海外では「運動療法」の観点で注目を集める理学療法士が日本でどのように活躍していくか。今後の動向が楽しみです。

宮原透宮原透(編集者)2019/04/22

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