1. 【転職者インタビューvol.12】男性看護師8年目31歳/転職6回(特定機能病院→総合病院→営業マン→夜勤専従→訪問看護ステーション所長)

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インタビュー2019/03/22
【転職者インタビューvol.12】男性看護師8年目31歳/転職6回(特定機能病院→総合病院→営業マン→夜勤専従→訪問看護ステーション所長)

「なるほど!ジョブメドレー」は新しく、医療福祉業界で働く方の生い立ちから現在までを掘り下げるロングインタビュー企画をはじめました。第12回目の取材に協力してくれたのは、東京都の訪問看護ステーションで所長として働くMさん(31歳)です。男性看護師として8年のキャリアを持つMさんが、オペ室→病棟勤務を経て訪問看護師の道を選んだのはなぜか。今後の展望についてお話を伺いました。

「なるジョブ」転職者インタビューvol.12


1.今日の転職経験者はこんな人

男性看護師・31歳の人生年表

―いまおいくつですか?

Mさん:31歳です。


―ご出身は?

東京都品川区です。


―血液型は?

B型です。


―家族構成は?

父、母、弟が2人います。2年前に結婚して、現在は妻と暮らしています。


―ご両親の職業は?

父は建築系の仕事。母は看護師です。妻も看護師なんですけど、なぜか同じになっちゃいましたね(笑)。


―ご自身の性格はどんな感じですか?

とがってますね。口が悪い自覚があります。

2. Mさん(看護師・31歳)の生い立ち

男性看護師・31歳の人生年表

休日は奥さんと食事に行くことが多いらしい


2-1. 幼少期〜小学校時代

―幼少期の思い出はありますか?

1〜2歳頃から保育園に通ってました。よくスーパーで駄々をこねてバタバタしていたらしいです。


―当時好きだったこと&よく遊んでたモノはありますか?

『トトロ』はVHSの映像がすり切れるまで観てました。あとは『なんとかレンジャー』みたいな戦隊モノが好きだったと思います。


―小学生の頃は何をしてましたか?

小1からスーパーファミコンにハマってました。父親の影響で『ドラクエ』をやっていたんですけど、毎日食べて、寝て、ゲーム…の繰り返しです(笑)。小4からは友達に誘われて、少年野球チームに入りました。


―勉強はどうでしたか?

嫌いでしたけど、両親にかなりやらされました。長続きしませんでしたが、習い事も公文や水泳、習字などいろいろと。成績は真ん中より上くらいだったと思います。


2-2. 中学校〜高校時代

―中学時代はどんな生活でしたか?

毎日野球ばかりでしたね。巨人ファンだったので当時は松井、高橋、清原に憧れていて。


―将来なりたい職業は決まってました?

ぜんぜん決まってませんでした。「とりあえず野球」みたいな感じです。


―高校はどんな学校に進みましたか?

いわゆるスポーツ強豪校に行きました。野球部はそこまで強くなかったんですけど。


―けっこう厳しい部活でした?

当時はスポ根文化だったので、相当厳しかったですね。


―印象的なエピソードはありますか?

いちばん印象に残っているのは、遠征で行った高校での練習試合です。


試合に負けたあと、控え室として使っていた柔道場でコーチがキャプテンの胸ぐらをつかんで投げ飛ばしたんです。


―いまだったら問題になっちゃいますね。

でもなぜかキャプテンが「パーン!!」って見事な受け身をとったので、全員「ぷぷぷぷ」って笑っちゃったんですよね。


―それはまあ笑いますね。

それで怒ったコーチに「なに笑っとんじゃぁ」「全員並べ!!」って言われてビンタされました。


―みんな慣れてたんですかね。

たしかコーチが張り手で監督が裏拳でした(笑)。とくに裏拳はめちゃくちゃ痛いので、ちょっといなし方を工夫したりして。


―殴られる瞬間に首ひねったりして。

やったんですけど「よけんなーーーー!!」って言われて3発もらったり。


―部活以外の思い出ってありますか?

午前中だけ授業に出て、午後から全部練習だったので、ほぼ部活の思い出ばかりですね。


ただ、塾には高1から通っていて、とくに生物と数学が好きでした。本格的に受験勉強をはじめたのは部活を引退した高3の夏からです。


―卒業後の進路はどうしました?

高3の頃に「将来は医療系かな」と決めて、公立大学の看護学科に行きました。


―野球ひと筋の高校生が医療系を選んだ理由は?

進路は医療系か歴史系か法律系の3択で迷ってたんですけど「災害などが起こったときに、医療系がいちばん役に立つかな」と思ったような気がします。


あとは看護師の母親から「男性看護師が足りてないからいいんじゃない?」と言われていた影響もあるかもしれません。


―看護大学はどうやって選びましたか?

浪人は考えてなくて、現役で合格した大学に行きました。あまり家庭が裕福なわけでもなかったので。


2-3. 大学時代

―看護大学時代はどうでした?

遊んでました。大学入学と同時に1人暮らしをはじめたんですけど、いろいろなサークルに出入りして、ひたすらお酒を呑んでましたね。当然、授業にはあまり出ていません。


―彼女はいましたか?

約2年付き合ってた彼女がいました。看護学科は男女比1:9だったので、周りの女子に冷やかされて気まずかったですね。男子は何をするにも目立つんです(笑)。


―看護学科の就活について教えてください。

3年の終わり頃に就活に向けたガイダンスがあって、4年生の5月頃から就職試験を受けはじめます。


―病院はたくさん受けるんですか?

大学からは「申し込む病院を少なくしましょう」と言われます。病院はどこも人手不足で、新卒はだいたい受かるので、複数受けて辞退すると病院に迷惑がかかるからということらしいです。


ぼくは4年生の6月に病院を2つ受けて、どちらも1ヶ月後に内定をもらいました。試験内容は筆記と面接です。


最終的に病院を選んだ理由は「友達も行くから」とかそんなことだったと思います。新卒の待遇はどこの病院もあまり変わらないし、そこまで深く考えてなかったですね。


―人気の病院に希望者が集中したりしないんですか?

やっぱり学べる環境が整っている大学病院は希望者が多いです。あとは実習先の病院にそのまま就職するケースも多いかな。


ぼくは「都心の綺麗な寮に月2万円以下で住める」という理由だけで、特定機能病院に就職しました。


―内定をもらったあとは?

8月頃まで実習、12月頃まで卒論、2月に向けて国試の勉強です。内定をもらったあともかなり忙しいんです。


―国家試験の勉強は大変でしたか?

すごく楽しかったです。みんなでファミレスに集まって、問題を出し合ってましたね。自分で調べたことを人に教えて、アウトプットしながら勉強したおかげで、無事に合格できました。


合格したあとは「学生生活最後だ」と言って、ひたすらお酒を呑んでましたね。その後は4月の最初に寮に引っ越しました。

3. 男性看護師の就職・転職事情

―これまでに転職は何回していますか?

ぼくは約10年の間に6回転職しています。


―男性看護師は職場を移る人が多い?

人によると思います。


同じ病院に就職した同級生は、最初の職場4年、次の病院4年、現在の職場なので転職回数は2回です。ほかの男性看護師の友人も平均すると、10年で2〜3回転職を経験している人が多いかな。


―6回の転職について教えてください。

1社目は新卒で入った特定機能病院で2年3ヶ月勤務。2社目は港区の病院で9ヶ月勤務。3社目は文京区の総合病院で10ヶ月。その後、一般企業の営業職を半年間やりました。


営業職を辞めた後は、夜勤専従で約1年働いて、訪問看護ステーションで1年半。


その後、ほかの訪問看護ステーションに転職して所長になりました。現在の職場に転職してもうすぐ2年になります。


―最初の職場から聞いていきましょう。

最初の特定機能病院ではオペ看(手術室看護師)として働いていました。仕事内容はオペの直接介助です。


そこはちょっと軍隊みたいなところだったので、先輩が怖すぎていつもロッカーで1人でご飯を食べてました。いま思えば楽しかったんですけど、当時はずっと辛かったですね。


―楽しかったのはどんなところですか?

臓器の血管の走行やがんの浸潤(しんじゅん)の度合いを見たり、難しい術式の手術に立ち合ったりして、とても勉強になりました。


―転職はどんな理由で?

もともとオペ室希望ではなく、急性期を希望していたんです。病状の変化が激しいところで看護の知識と経験を身につけたいと思っていたので。


あとオペ室は夜勤がないので、病棟勤務の人よりお給料が少ないです。年収でいうと50〜60万円くらい差が出るんじゃないですかね。


病棟勤務の人はしばらくすると「車買ったよ〜」とか言うんですけど、自分は「買えないよ…」みたいな。そのあたりも転職理由としてあったかもしれません。


―オペ室のお給料はどのくらいだったんですか?

額面25万円から控除があって、手取り21〜22万円くらいだったと思います。


―2社目以降の職場と転職について教えてください。

2社目の病院には、病棟看護がやりたくて転職しました。いきなり病棟に行くのも不安だったので、転職サイトでオペ室と病棟を掛け持ちできる病院を探しました。


そこの病院では9ヶ月働いて、おもに給与面の理由で退職しました。当時の年収は400万円くらいだったと思います。


―3社目でお給料は上がりましたか?

給与面の条件だけ見て、一番高いところに転職したので、夜勤もふくめて年収550万円くらいでした。総合病院の内科病棟の看護師として働いてました。


―急に上がりましたね。

ただ、給料がいい分かなり忙しかったです。患者さんに対して看護師の数が少なかったり、仕事量がかなり多かったりしました。働いていた期間は10ヶ月です。


―そのあと営業職に転職してますね。

もう「看護師を辞めよう」と思って(笑)。


あまり深くは考えてなかったんですけど、「今後、給与が頭打ちになるだろうな」ということと「一般企業でどれくらい仕事ができるか挑戦してみたい」ということを考えて、知り合いの会社の営業職に転職しました。


毎日朝8時から終電まで働いていて大変でしたけど、仕事自体は楽しかったですね。ちなみに給与は歩合制でした。


―看護師に戻ることにした理由は?

単純に稼げなくてお金がなかったんです。ちょっと続けられないなと思い、自分が持っている能力や経験を見直して、看護師に戻ることにしました。

4. 訪問看護師として独立の道へ

―看護師に戻ってからの話をお願いします。

営業を辞めた当時はお金がなかったので、非常勤の夜勤専従で月10日ほど働いてました。病院では内科病棟勤務でしたね。


その生活を1年ほどして「訪問看護で独立できたらいいな」と考えるようになり、看護記録や訪問ルート、管理マニュアルなどのシステムがしっかりしている訪問看護ステーションを選びました。


その後、管理職を経験するために現在の職場に転職して、3ヶ月くらい働いて、新しく立ち上がった訪問看護ステーションの所長になりました。


―所長の業務は何をするんですか?

看護師の勤怠や訪問ルートの調整をしたり、地域の病院やクリニックと連携して、患者さんの退院・訪問の調整をしたりします。

5. ザックリ給与明細書

男性看護師8年目の給与明細書

―現職の給与がいちばん高いですか?

いえ、3社目の病院(年収約550万円)がいちばん高かったと思います。


―訪問看護ステーションではどんな働き方をしてますか?

月〜金曜の9〜18時まで働いてます。月の平均残業時間は20〜30時間くらいです。基本的に土日休みなんですけど、たまにオンコール当番があります。年間休日日数は120日くらいです。

6. 男性看護師のキャリア

―男性看護師の方にキャリアのアドバイスください。

キャリアとしては3つあるかなと思います。1つはアカデミックな方面に行く。もう1つは病棟の主任・副師長・師長・部長になる。あとは訪問看護などでの独立や事業所を任せてもらうということが考えられます。


アカデミックな方面については、研究をやっている大学病院に所属して、論文を書く必要があるので、途中で中小規模の病院にキャリアチェンジするのは得策ではありません。


現場の管理職を目指す方面については、師長クラスは大学院を出ていることが大事なので、そのあたりを押さえておく必要があります。


あと、大学病院は競争が激しいので、大学病院で主任を経験してから中小規模の病院に移って上を目指すという方法もあると思います。


学歴がなくても実力でやっていきたいという人は、訪問看護などでマネジメントをやったりして、自分で売上を立てていくという道も考えられます。


―独立は考えてますか?

いま31歳なんですけど、準備をして今年か来年くらいにはしたいなと思ってます。


―なるほど。ありがとうございました!

7.(番外編)結婚・お金・生活の話

―看護師の奥さまとはどこで知り合ったんですか?

病院勤務時代にセミナーで出会いました。そこからお付き合いするようになり、2年前のぼくが29歳のときに結婚しました。


―夫婦間でお金のルールは決めてますか?

お財布は別々に管理しています。夫婦共通の外食費はぼく。生活費は向こうが出してます。


―家計簿管理や節約はしてますか?

奥さんはアプリを使ってやってます。ぼく個人は全部カードで支払って、月ごとの支出を振り返るくらいですね。


―お金にまつわる失敗談はありますか?

病院勤務時代にセミナーにお金を使いすぎたことですね。月10万円のセミナーに5ヶ月通って50万円とか。内容は、大前研一さんの起業塾みたいな感じです。


―スマホの画面を見せてください。

はい。


男性看護師・31歳のスマホ画面

―よく使うアプリってありますか?

Mさん:1位「将棋ウォーズ」2位「シムシティ」3位「LINE」です。将棋とシムシティは暇さえあればやってますね。


(仕事終わりの奥さん合流)


男性看護師・31歳のスマホ画面

奥さん:ヤバいやつじゃん(笑)。シムシティはわたしが勧めたんですよ。シミュレーションゲームが好きだから絶対に向いてると思って。


―奥さんの好きなところは?

Mさん:しっかりしてるところですね。ぼくがダラダラしているので。


奥さん:マイペースですからね。


―旦那さんはすごくおだやかな印象です。

奥さん:男性看護師はだいたいこの属性ですよ(笑)。女性に合わせることをだんだん学んでいく業界というか。


Mさん:処世術です。


―旦那さんの好きなところはありますか?

奥さん:何事に対しても誠実なところですね。出会った頃から「良い意味でバカ正直だな」と思ってます。


―お互いに直してほしいところは?

Mさん:時間どおりに行動してほしいというか…。たとえば「10時に出るから」と言っていたのに「支度終わった〜」という頃には30〜40分くらい遅れています。


奥さん:今日を機に気をつけます。わたしはやっぱり、いつでも将棋かシムシティをやるのはちょっとやめてほしいですね。わたしが勧めたんですけど(笑)。


―今日はありがとうございました。

読者の方へのメッセージ

男性看護師のキャリアプラン

今回お話を伺った男性看護師のMさんは、10年間のうちに過去最多6回の転職を経験しています。研究に力を入れるか、管理職を目指すか、はたまた独立するか。経験豊富なMさんのアドバイスを参考に、男性看護師のキャリアについて考えるきっかけになれば幸いです。

宮原透宮原透(編集者)2019/04/22

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