多彩な福祉事業を展開するSHUHARI
埼玉県内で保育事業、児童発達支援事業、保育所等訪問支援事業などの「元気キッズ」を展開する株式会社SHUHARI。2006年の設立以来、地域の保育ニーズに対応するサービスを提供しています。

児童発達支援施設 元気キッズ 志木教室(右)
特筆すべきは福祉事業の多彩さです。母子分離で子どもを預かる保育型療育施設、10人前後の小集団プログラムと子ども2人に対して職員1人がペアで指導するペア指導型療育施設(Pre School Curriculum:以下 PSC)、子どもたちが普段通っている保育園や幼稚園、小学校などに出向いてサポートをする保育所等訪問支援など、地域のニーズや子どもたちの特性に合わせた療育支援を提供しています。
今回は発達支援業務に従事する保育士の3人に元気キッズで働く魅力について詳しく聞きました。そこからは、元気キッズならではのマインドが垣間見えました。
話を聞いた人
保育士 茂木晴美さん
大学卒業後、都内の児童発達支援センターに4年間勤務。1年間のリフレッシュ期間を経て株式会社SHUHARIに入社。現在は元気キッズ 朝霞教室の保育士として勤務している。
児童発達支援管理責任者 嘉山愛紀子さん
大学卒業後、埼玉県内の保育園に6年間勤務。児童発達支援センターに通う子どもに出会ったことから療育に興味を持つ。放課後等デイサービスの経験を経て株式会社SHUHARIに転職。現在は元気キッズ ユニ 新座ルームの保育士兼児発管として勤務している。
児童発達支援管理責任者 岩浪美沙樹さん
株式会社SHUHARIに新卒で入社。保育型療育施設の朝霞教室・志木教室、ペア指導型施設のPSC station2で経験を積み、現在はPSC station3の保育士兼児発管として勤務している。
入社の決め手は見学できたこと

──茂木さんと嘉山さんは転職で、岩浪さんは新卒で入社されています。SHUHARIを選んだ決め手を教えてください。

茂木さん:前職の児童発達支援センターに4年勤務したあと、1年くらい旅に出ていたんです。次も療育に携わろうと思って仕事を探していたところSHUHARIを見つけました。
ホームページに「元気キッズのすべての職員には、『今より少しでも良いことがあればやってみよう』の意識が共有されています」と書かれていたのが印象的で、こんな事業所で働けたら楽しそうだなと思い応募しました。

嘉山さん:私は見学をしてから入社できたことが決め手です。保育園で働いていたとき療育に興味を持ち、自分のキャリアアップのためにも働いてみたいなと思っていました。でも、どんな仕事をしているのかわからなかったですし、療育で働いた経験のない自分でも務まるのか不安でした。
今だから言えるのですが、ほかにも転職先の候補があったんです。でもそちらは見学ができなかったので、実際に現場をしっかりと見ることのできたSHUHARIを選びました。


岩浪さん:学生のとき、実習で担当してくれた先生に「あなたは療育に向いていると思うよ」と言われたのをきっかけに発達支援に興味を持ちました。それから地元で発達支援事業を運営している会社を探し、最初に見つけたのが元気キッズでした。
代表と面接をして、その日のうちに見学をさせてもらったんです。実際に保育の現場を見て「この施設合ってるかも!」と感じました。
──どんなところが合っていると感じたんですか?

岩浪さん:仕事内容や子どもたちとの接し方、職員同士の関係を見て「ここなら楽しく働けそう!」と感じたんです。学生時代、たくさんの保育園や幼稚園で実習を経験して、それぞれの園で「なんだか空気が重たいな」「人間関係が大変そう」など、少しネガティブな印象を抱いたんですが、元気キッズはそんなことなくて。実際に入社してみたら印象どおり自分に合っていました。

──嘉山さんは実際に働いてみて発達支援の印象は変わりましたか?

嘉山さん:まずは「楽しく!」というところは保育園とあまり変わらないと感じました。ただ、保育園に通っているお子さんは年齢に合わせて保育をすれば自然と成長していきますが、療育に通っているお子さんはアプローチをして成長を促さなければならないので、今の発達段階や一人ひとりの特性や好きなこと、嫌いなことなど子どもを深く知り、適切な支援をおこなうことが必要です。そこが保育園との違いですね。
職員に浸透する「やってみよう」の精神

──茂木さんは児童発達支援センターで働いていましたよね。前職との違いや元気キッズの業務の特徴について教えてください。

茂木さん:子どもたちの指導記録をパソコンで細かく書くことに驚きました。どのようなアプローチをしたらどのような反応があったか、どんなことが好きだったかなど、その日のエピソードを記入するんです。
以前働いていたセンターはすべて手書きだったので、転職してからはパソコン業務に少し戸惑いました。

──嘉山さんはどんなところに元気キッズらしさを感じていますか?

嘉山さん:初めて来たとき「アットホームだなー!」と思いました。以前働いていた保育園より職員が少ないので、職員同士の人間関係を築きやすかったです。

茂木さん:そうそう、アットホームですよね! 朝霞教室ではパートさんも働いているんですが、立場や役職関係なく意見を言いやすい環境です。その日のうちに「今日のあの子の様子がこうだったから、次はこんな風に接してみましょう」など、提案もしやすいです。

岩浪さん:SHUHARIには会社と職員が交わす「コミュニケーションに関する4つの約束」があるんです。「人の話を聞く」「自分の意見を伝える」など基本的なことなんですが、この考えが職員に浸透しているから意見を伝えやすいんだと思います。
元気キッズ 4つの約束
- 挨拶をしっかりする
- 礼節をしっかりする
- 人の話をよく聞く、聴く耳を持つ
- 自分の意見を相手に伝える勇気を持つこと、分かるように説明すること

岩浪さん:あとはチャレンジしやすい会社だと思います。「今よりも良くなることがあればやってみる、ダメだったら元に戻せばいい」という社風なので、「子どもたちにお買い物体験を提供したいです!」のような提案をして支援計画に入れることもできます。

元気キッズの働き方を掘り下げる
──ここからは入社までの流れや社内制度などを具体的にお聞きします。まずは応募してから入社するまでについて教えてください。

茂木さん:私が受けたときはコロナ禍だったのでオンラインで面接をして、通ったら体験見学をして本採用という流れでした。応募から本採用まで2週間程度だったと思います。
──入社後はさまざまな研修を受けると思います。どんな研修がありますか?

茂木さん:児童発達支援に関する研修があります。あとは会社について知る理念研修やコンプライアンス研修を受けますね。
入社後の研修例
理念研修、保育研修、グループ園研修、児童発達支援研修、コンプライアンス研修、新卒入社社員マナー研修、役職別研修、キャリアアップ研修、オンライン研修 など

嘉山さん:知りたいことや勉強したいことは、施設長や部長などにお願いすれば研修会を開いてもらえるんです。元気キッズ ユニではパートさんも含めてABA(応用行動分析)*の研修をしてもらったこともあります。
──OJTはどうでしょう。入社後は担当がついてあれこれ教えてくれるんですか?

岩浪さん:年齢が近く相性のよさそうな職員が中心になって教えますが、基本はみんなでフォローします。
──働きやすさや休みやすさはどうですか?

嘉山さん:私が働く元気キッズ ユニは土日休みで、午前8時半から午後5時半の固定時間なんです。通常の保育園って午前7時から午後7時の間でのシフト勤務が多いと思いますが、働く時間が固定で決まっているのは私にとって魅力でした。
──茂木さんと嘉山さんが働く保育型施設は土日休みなんですね。岩浪さんが働くペア指導型施設は土曜日も勤務されると。

岩浪さん:そうですね。土曜日に出勤した場合は必ず平日に振替休日を取得できるようになっています。
先日入社した人は有給休暇とは別にリフレッシュ休暇とアニバーサリー休暇があることに驚いていました。有給休暇は入社して半年したら付与されるんですが、リフレッシュ休暇とアニバーサリー休暇は入社と同時に付与されるんです。

茂木さん:有給休暇は1時間単位で小刻みに使えるので、「子どもを病院に連れて行きたいから2時間だけ有休を使います」という職員もいます。
一人暮らしの人にとっては住宅手当が月4万円出るのも嬉しいですよね。


岩浪さん:それと、SHUHARIはキャリアアップしやすい環境だと思います。会社に「児発管の資格を取りたいです」と申し出たら、「いいね! ぜひ取って!」と、積極的に後押ししてくれました(笑)。
──休暇制度やバックアップ体制が整っているんですね。ちなみに残業はありますか?

岩浪さん:私が働くペア指導型施設は定時が午後6時なのですが、午後6時3分にはみんな帰って誰もいません。残業しなくても施設がまわるよう、職員同士で作業を分担するんです。
必要なのは体力と主体性

──現場で働く皆さんから見て、元気キッズの児童発達支援の保育士に向いているのはどんな人だと思いますか?

嘉山さん:岩浪先生が言っていたとおり保育型施設は体力勝負なので、体力に自信のある人は向いていると思います。あとは、一日8時間の過ごし方を自分で考えて組み立てられる人ですね。

岩浪さん:ペア指導型施設も考えることが多いです。子どもたちの成長を促すためにどうアプローチをすべきかを自分で考えて、実行して、振り返ってまた実行してを繰り返します。
あとは好奇心や探究心がある人ですね。元気キッズは施設ごとにカラーが違うところがおもしろいです。私はいろいろな施設を経験してみたかったので何度か異動させてもらいました。
──自分に合う仕事環境を見つけるという意味でも異動できるのはいいですね。最後に、皆さんの今後の展望を聞かせてください。

岩浪さん:私は6月にできたPSC station3(ペア指導型施設)の保育士と児発管をしているのですが、お子さんも、親御さんも、働いている職員もみんなが「PSC station3に来てよかった!」と思える施設にしていきたいです。

嘉山さん:元気キッズ ユニの児発管が産休に入ったので、今は私が児発管を務めています。なので、「この施設を守り切らねば!」という思いと「もっと良い施設にするぞ!」という思いで毎日頑張っています。そのために、仕事で得た知識をみんなで共有してスキルアップしながら元気キッズを盛り上げていきたいです。

茂木さん:私もふたりと同じ気持ちです。子どもたちが楽しく元気に過ごせて、また明日も来たいなと思える居場所をつくっていきたいです。あとは、児発管の資格を取得してキャリアアップしたいとも思っています。
▼元気キッズの保育職員から求職者へのメッセージ