パーキンソン病に特化した「PDハウス」で働くとは?現役介護職が転職して感じた魅力

転職者とその上司に話を聞くことで、職場で働く“リアル”を掘り下げるインタビュー企画。今回はパーキンソン病専門の住宅型有料老人ホーム「PDハウス板橋」に転職した介護職員と介護主任の対談から、この施設で働くリアルを探ります。【PR】株式会社サンウェルズ

パーキンソン病に特化した「PDハウス」で働くとは?現役介護職が転職して感じた魅力

目次

パーキンソン病特化型施設「PDハウス」とは?

PDハウスのイメージ

株式会社サンウェルズが全国に展開するPDハウスは、パーキンソン病に特化した住宅型有料老人ホームです。パーキンソン病とは、脳の異常によって身体の震え、筋肉・関節の硬化、歩行障害などの症状が起きる神経難病の一つ。PDハウスではパーキンソン病に向き合う利用者をサポートするため、次のようなサービスを提供しています。

PDハウスが提供する3つのサービス

今回取材をおこなったPDハウス板橋(東京都板橋区)は、全国31棟(2023年12月現在)の中でもとくに規模の大きな施設です。ここで働く介護職員の今井さんと介護主任の齋藤さんに、PDハウスの特徴や転職して感じた魅力について聞きました。

話を聞いた人

今井 由佳さん(介護福祉士)

今井 由佳さん(介護福祉士)

2023年9月入職。特別養護老人ホームとデイサービスを経験したあと、株式会社サンウェルズに転職。現在は子育てをしながら介護技術のスキルアップを目指す。

 

齋藤 隼人さん(介護主任)

齋藤 隼人さん(介護主任)

2022年12月入職。特別養護老人ホームで12年、エンジニアとして1年半働いたあと株式会社サンウェルズに転職。介護業務、マネジメント、ICTツールの管理など幅広い業務をこなす。

それぞれの転職のきっかけ

インタビューにこたえるPDハウス板橋の齋藤さん(左)と今井さん(右)

──お二人はどのような経緯でPDハウスに転職されたのでしょうか。

今井さんアイコン

以前は近くのデイサービスで働いていたのですが、施設が閉鎖したためPDハウスへ転職しました。前職の通勤時にこの建物の前を通っていて、「パーキンソン病に特化した施設ってどんなことをするんだろう」と、興味があったんです。

──転職せざるを得ない状況だったんですね。PDハウス板橋のほかに候補はありましたか?

今井さんアイコン

ホスピスでの勤務も考えましたが、パーキンソン病特化型施設への興味が強くありましたし、利用者さまとのコミュニケーションを大事にしていたり、レクリエーションにも取り組んでいて楽しそうだと感じてPDハウスに決めました。

──齋藤さんは前職の特別養護老人ホームに12年勤務したと聞いています。なぜPDハウスに転職したのでしょうか?

齋藤さんアイコン

特養に勤務したあと、新たな挑戦として1年半、システムエンジニアとして働きました。プログラミングに興味があり、介護施設向けのシステム開発に取り組むことにしたんです。ただ、技術を身につけたら再び介護の仕事に戻ろうと考えていました。

介護現場に戻る際に重視したのが企業理念への共感です。いくつかの会社を調べるなかでもっとも共感できたのがサンウェルズの理念である「自らが輝き、人を元気にする」でした。理念だけでなく、待遇や休暇制度も求める条件に合っていたので、PDハウスでの仕事を選びました。

PDハウス 福利厚生の一部

転職で得られた自分のための時間

──現在の仕事内容について教えてください。

齋藤さんアイコン

私は介護主任という立場で、人材マネジメントや業務フローの整備、体制づくりに取り組んでいます。あとはICT関連機器の管理をしたり、業者さんとやりとりをして改善したりなどですね。もちろん介護業務もおこなっています。

──業務の幅が広いですね。どのようなところにやりがいを感じますか?

齋藤さんアイコン

もともともの作りが好きなので、介護主任という立場での組織の仕組みづくりにやりがいを感じています。初めての経験で難しさも感じますが、楽しいですし成長を実感しています。

今井さんは介護業務が中心ですよね。

今井さんアイコン

そうですね、PDハウス板橋は早番、中番、遅番、夜勤と4つシフトがあります。日によって動き方は少し変わるのですが、早番の日はおおむねこのようなスケジュールで働いています。

PDハウス板橋 介護職の一日 早番の場合

──今井さんは入職して3ヶ月経ちました。この期間で成長したと思うことや、やりがいに感じることはありますか?

今井さんアイコン

仕事に慣れるまでは時間内に雑務が終わらず残業していましたが、最近は定時で上がれるようになってきたので成長したのかなと感じます。

やりがいは、利用者さまとのコミュニケーションですね。名前を覚えてもらってお話をしていただけるので、毎日楽しく過ごせています。

──残業のお話が出ましたが、日々の残業時間はどれくらいでしょうか?

今井さんアイコン

基本的に残業はありません。入職したてのころは業務に追われて仕事が終わらず、毎日30分くらい残業していましたが……。先輩の仕事を参考にしたら徐々に時間内に終えられるようになりました。

齋藤さんアイコン

みんな定時で上がっていますよね。たまに会議が白熱すると定時を過ぎることがあるくらいです。

インタビューにこたえるPDハウス板橋の齋藤さん(左)と今井さん(右)

──ワークライフバランスの面で前職と変化はありますか?

今井さんアイコン

自分の時間を持てるようになりました! 土日の出勤があるので、その分平日に休めるんです。子どもが保育園に行っている間にカフェに行ったりお買い物をしたり、余裕を持って夕飯の支度をできるようになりました。齋藤さんは休みの日は何をされていますか?

齋藤さんアイコン

子どもとフットサルをしたり、ウェブシステムを開発したりしていますね。家でゴロゴロするときは動画配信サービスで映画やアニメを観たり、猫と遊んだりしています。

今井さんアイコン

猫飼ってるんですね!

齋藤さんアイコン

家族全員猫好きで、毎日取り合いですよ(笑)。

専門施設で働く不安はあった?

インタビューにこたえるPDハウス板橋の齋藤さん(左)と今井さん(右)

──新しい職場で働くことに不安を抱く人が多いと思うのですが、お二人は転職前に不安や懸念はありましたか?

今井さんアイコン

パーキンソン病の方に関わった経験がありましたし、研修が充実していると聞いていたので不安はありませんでした。それよりも新しい学びの機会にワクワクしました!

齋藤さんアイコン

私も不安は少なかったですね。成長できるという点で転職は良い機会だと思っていました。

──では、入職後に感じたギャップはありましたか?

今井さんアイコン

パーキンソン病特有のオンオフ*1を目の当たりにしたことです。これまで関わったパーキンソン病の方は症状が比較的軽かったのでオンオフを見たことがなかったのですが、経験したことのない症状に最初は戸惑いました。

*1 パーキンソン病の症状が薬で抑えられている状態のことをオン、薬の効果が切れて症状が強くなる状態をオフという

それと、初めの1ヶ月くらいは患者さんができる動作の幅を把握するのも一苦労で。「この患者さん、車椅子での移動しか見たことないのに一人で歩いてるけど大丈夫!?」と、驚いたこともありました。

齋藤さんアイコン

そうそう、ジスキネジア*2の患者さんが一人で歩いていることにも驚きますよね。私は特養とは違ったフロアの動きに少し戸惑いました。わからないことはその都度同僚に教えてもらったので、1ヶ月くらいで慣れましたね。

*2 自分の意志とは関係なく体の一部が勝手に動いてしまう現象

──フロアの動きとは?

齋藤さんアイコン

フロアの上下移動が多いんです。それだけでなく、訪問介護や訪問看護などでさまざまな職種やサービスが複雑に連携していたり、時間によってイレギュラーな動きをしたりするので特養とは勝手が違います。おそらく僕だけでなく、みなさん苦戦したと思うんです。

ただ、PDハウス板橋では一日のシフトやスケジュールを管理している表があるので、どの職員が何時にどのお部屋で何をするのかを一目で把握できるようにしています。日々の動きが複雑なので、がっちりとフレームワークを決めて動いているんです。

インタビューにこたえるPDハウス板橋の齋藤さん(左)と今井さん(右)

──独自の取り組みをされているんですね。ほかにPDハウス板橋の特徴はありますか?

今井さんアイコン

板橋はほかの施設よりもスタッフが多いと聞いています。介護職員、リハビリ職員、看護師などを合わせると100人を超えるんです。わからないことがあればすぐに専門職に相談できる環境なので安心感がありますね。

また、PDハウス全体の方針として、利用者さま一人ひとりの願いをなるべく叶えるようにしています。例えば外を散歩したい、ご家族と電話がしたい、買い物に行きたいなど、利用者さまの要望に応じて対応時間を長く設けているんです。

齋藤さんアイコン

そうですね、一階の売店まで付き添ったりね。スタッフ間で連携を取りながら、利用者さまの要望に柔軟に対応しています。

──売店で食べ物を買えるんですね。利用者さんは自由に食事ができるんですか?

齋藤さんアイコン

基本的に自由ですが、嚥下の状態に懸念があれば言語聴覚士や看護師から指示を受けます。しかし、好きなものを食べたいという想いは大事にしていきたいので、専門職やドクターのサポートを受けながら個別のケースに合わせて対応しています。

大切なのは職員同士のコミュニケーション

インタビューにこたえるPDハウス板橋の齋藤さん(左)と今井さん(右)

──介護職員の年齢層は何歳くらいが多いですか?

齋藤さんアイコン

新卒入社の20代から50代後半まで幅広い年代が働いていて、30代がとくに多いと思います。これは介護職に限らず、ほかの職種にも当てはまります。

今井さんアイコン

そうですね、私の同期入社はほとんど30代でした。コミュニケーションが活発な環境なので年齢の差はあまり気になりませんね。

齋藤さんアイコン

PDハウス板橋では階層の移動や複雑な業務フローにより、コミュニケーションの課題がありました。これを解消するために介護職内で小さなチームを組み、日々の連携を密にしています。その仕組みがうまく機能し始めていますね。

現在は月に一回のカンファレンスで多職種と意見交換をしているのですが、近い将来は看護師や理学療法士などもチームに参画してもらってさらに密な連携を図っていく予定です。

──ほかの施設でも参考にできそうですね! では、PDハウスで活躍している人の特徴や共通点はありますか?

齋藤さんアイコン

コミュニケーションスキルの高い人が活躍していますね。経験や介護スキルはあとからでも補えますから、元気で素直、そしてチームワークを大切にする人が活躍できる環境だと感じます。

今井さんアイコン

声かけが優しくて穏やかな先輩は、利用者さまたちからも慕われていますし、見習いたいです。そういう人たちは仕事の効率も良いので目標にしています。

──最後に、お二人の展望を聞かせてください。

今井さんアイコン

利用者さまに毎日楽しく過ごしていただき、満足していただける介護を提供し続けたいですね。これからも知識と技術を磨き続けたいと思っています。

齋藤さんアイコン

私も同じで、利用者さまに満足していただきたいと常に思っています。それを実現するためには、職員が気持ちよく働ける環境が必要です。教育体制を含め、まだ改善できる余地がたくさんあるので、その課題を一つずつクリアしていきたいと思います。

▼求職者の方へのメッセージ

採用部からのメッセージ

株式会社サンウェルズは全国にPDハウスを31施設運営しており、2030年までに100施設展開予定です。

PDハウスで働く看護職は一つの疾患について深く学び、実践することができます。看護職・介護職・PT・OT・STによる多職種連携やチームワークを大切にし、入居者さまに寄り添った「今までにない新しいサービスの提供」を実現しています。入社した職員から「こんな施設があったんだ!」との声が寄せられることも少なくありません。

PDハウスで働く職員は、明るく前向きで向上心があります。「自分も、入居者さまも、周りのスタッフも大切にできる」そんな方にぜひご応募いただきたいと思います。

数字でみるPDハウス

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