目次
1. 第60回作業療法士国家試験の概要
試験日
筆記試験:2025年(令和7年)2月24日(月)
口述試験・実技試験:2025年(令和7年)2月25日(火)
試験地
筆記試験:北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、香川県、福岡県、沖縄県
口述試験・実技試験:東京都
受験願書の配布時期
2024年10月下旬以降
受験願書は各養成所で配布されるほか、郵送または窓口(作業療法士国家試験運営本部事務所、作業療法士国家試験運営臨時事務所、厚生労働省の受付窓口)にて請求できます。
受験申込期間
2024年12月16日(月)〜2025年1月6日(月)
受験手数料
1万100円(受験願書に収入印紙を貼る)
合格発表
2025年(令和7年)3月21日(金)午後2時
厚生労働省サイトの資格・試験情報ページにて、受験地・受験番号を掲載して発表されます。また合格者には合格証書が郵送されます。
2.作業療法士国家試験の出題、配点、合格基準
第60回作業療法士国家試験の出題範囲は次のとおりです。
筆記試験
一般問題
- 解剖学
- 生理学
- 運動学
- 病理学概論
- 臨床心理学
- リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む)
- 臨床医学大要(人間発達学を含む)
- 作業療法
実地問題
- 運動学
- 臨床心理学
- リハビリテーション医学
- 臨床医学大要(人間発達学を含む)
- 作業療法
口述試験・実技試験
口述試験および実技試験は重度視力障害者を対象におこなわれる試験です。筆記試験の実地問題に代わり、下記の5科目から出題されます。
- 運動学
- 臨床心理学
- リハビリテーション医学
- 臨床医学大要(人間発達学を含む)
- 作業療法
配点・合格基準
作業療法士国家試験は次の全200問で出題されます。
- 理学療法士・作業療法士共通問題 100問
- 作業療法士専門問題 100問
前回(第59回)試験の配点と合格基準は次のとおりです。
一般問題を1問1点(160点満点)、実地問題を1問3点(117点満点)とし、次の全てを満たす
- 総得点 167点以上/277点
- 実地問題 41点以上/117点
試験当日のスケジュールは?
作業療法士国家試験は例年、午前・午後の二部構成のため、第60回試験も同じ構成になる可能性が高いです。
〈前回第59回の試験時間〉
午前の部(9時50分~12時30分、計2時間40分)
午後の部(14時20分~17時00分、計2時間40分)
3.過去の合格基準と合格率の推移
合格基準
作業療法士国家試験の合格基準は約6割で、採点除外により毎年わずかに変動します。第59回までの合格基準で大きな変化はありません。
合格者数・合格率
作業療法士国家試験の過去5年間の合格率は81〜88%で推移しています。
前回(第59回)の試験結果
前回の第59回作業療法士国家試験の結果は次のようになりました。
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
---|---|---|---|
全体 | 5,736人 | 4,840人 | 84.4% |
新卒 | 5,019人 | 4,597人 | 91.6% |
既卒 | 717人 | 243人 | 33.9% |
厚生労働省|第59回理学療法士国家試験及び作業療法士国家試験の正答・合格発表の訂正とお詫びより作成
新卒者の合格率が約92%なのに対して、既卒者は33.9%と大きな差が見られます。既卒枠で受験する場合は、国家試験対策の時間を十分確保しましょう。
4.合格後の免許申請手続き
合格後は免許申請の手続きをおこない、厚生労働省が管理する作業療法士名簿に登録されることで、初めて有資格者としての業務が可能になります。申請から免許証が手元に届くまで時間がかかるので、合格後は速やかに申請手続きをおこないましょう。

申請書類の提出先
住所地を管轄する保健所、または県庁の窓口
受付時間
保健所(県庁)の業務時間内
必要書類
〈必須書類〉
登録済証明書について
免許登録後、免許証が手元に届くまでは2〜3ヶ月ほどかかります。その間に「登録済証明書」の提出を求められる職場もあるので、必要な場合は発行してもらいましょう。登録済証明書はオンライン、または保健所などで配布しているはがきで発行の申込みができます。
試験に関する問い合わせ先
作業療法士国家試験運営本部事務所
〒135-0063
東京都江東区有明3丁目6番11号 TFTビル東館7階
電話番号:03-5579-6903
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