HITOWAケアサービス株式会社は、「イリーゼ」のブランド名で有料老人ホームやデイサービスなどの介護事業所を、首都圏を中心とした全国120ヶ所以上で展開しています(2021年8月時点)。
今回は、2018年に東京都西国分寺市にオープンしたサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)「イリーゼ西国分寺」を訪問し、4名の職員の取材を実施。
本記事では、ケアマネとして働く寺島さんにインタビュー。未経験のケアマネへの挑戦の背景と、それを支えたイリーゼ西国分寺の魅力について聞きました。

介護を始めたきっかけ、ケアマネに挑戦した背景
話を聞いた人
ケアマネジャー 寺島さん
介護職を始めた以前の高齢者施設を定年退職したあと、2018年に介護スタッフとしてイリーゼ西国分寺へ。2021年の4月からはケアマネとして働くことに挑戦。
──寺島さんが介護の仕事を始めたのは以前の職場からと聞きましたが、何がきっかけだったのでしょうか?
介護を始める前はパートで医療事務と介護事務をしていたんです。
そこで「介護のことを知りたいな」って思ったのと、「介護は資格を活かして、正職員で長く働ける仕事だな」と思ってヘルパー2級(現 介護職員初任者研修)の資格を取りました。
前の職場に入職したあとは、勤務年数に応じてヘルパー1級(現 介護職員実務者研修)、介護福祉士と取得していき、実務経験が5年になったタイミングでケアマネの資格も取得したんです。
目標があると頑張れるので、介護の資格は実務経験に応じて取れるものを取っていきましたね。

──ではイリーゼ西国分寺に来る前からケアマネ資格を持っていたんですね!
資格自体は前の職場で取得していたんですが、イリーゼ西国分寺には介護スタッフとして入職したので、ケアマネとして仕事をするのは今回が初めてなんですよ。
ちょうどケアマネの資格が更新のタイミングだったのと、ホーム長から「現任のケアマネが新規施設へ異動するので、寺島さんケアマネやってみませんか?」という話が来て。「せっかく資格を持ってるし、経験があったほうがいいかな」って思って挑戦を決めました。
サ高住でのケアマネの仕事 ─介護経験と働く環境が支えに─
──介護スタッフとケアマネだと仕事内容も変わりますよね。
介護スタッフのときはお客さまの介護をさせていただいていましたが、今は事務室にいる時間も長くなったのでやることも結構変わりましたね。

──寺島さんの一日の仕事の流れを教えてください。
日によって異なるのと「何時にこれをやる」というのが決まってないんですが、大まかにはこんな感じです。

介護スタッフとして働いていたときは時間ごとにやらなきゃいけないことが決まっていたんですが、ケアマネは自分で業務と時間を調整していく必要があるんです。今は少し難しく感じますが、徐々に慣れていっているところです。
──未経験のケアマネに挑戦することに対して、不安はありませんでしたか?
初めはできるかどうか不安でしたが、前任のケアマネの方にいろいろ教えてもらいました。お客さまへの訪問に同行させてもらったり。
私はブラインドタッチができなくてキーボードをポチポチ打ってるので「そこだけ心配!」なんて言われちゃいましたが(笑)。
それにホーム長は元ケアマネですし、私以外にもう1人ケアマネがいます。身近に経験者がいるのでわからないことはすぐに聞けますよ。
──それは安心ですね。社内でもケアマネに関する研修はあったんですか?
HITOWAケアサービス本部の研修があって、コロナ禍なのでオンラインで受けました。
あとは国分寺市内の研修も受けましたね。ケアマネとして働くのは初めてですし、私がケアマネの資格を取ったのが今から4年くらい前なので内容を思い出したくて。市内の研修も出勤扱いで受講できましたよ。
──スタッフの学ぶ意欲を尊重しているんですね。資格取得のサポートも手厚いんですか?
HITOWAケアサービスでは、社内はもちろん社外向けにも研修を実施しているんです。介護だと介護職員初任者研修や介護職員実務者研修などですね。
そういった背景もあって資格取得にはとても前向きだと思います。

──社員が挑戦しやすい環境なんですね。介護スタッフからケアマネになって、お客さまと関わる機会は変わりましたか?
ケアマネになって事務作業も増えましたが、お客さまとの距離が遠くなるということはないですね。
ケアマネとしては最低でも月に1回はお客さまのところへ訪問する必要があるんですが、実際は1週間に1回くらいの頻度で会いに行ってるんです(笑)。
居室に行かなくても食堂で顔を合わせることもありますし、お客さまとすぐに会えるのは施設内ケアマネのいいところだと思いますね。
──すぐに顔が見られるのはお客さまにとっても安心ですね。ケアマネのお仕事は他職種との連携も大事になってきますよね。
その点では、イリーゼ西国分寺では職種をまたいだコミュニケーションが活発ですね。私が元介護スタッフだったこともあって、ほかのスタッフも私にいろいろ言いやすいんだと思います(笑)。
ほかのスタッフがお客さまに関する情報をすぐに伝えてくれるのはすごく助かりますし、イリーゼ西国分寺全体が話しやすい雰囲気なんですよね。仕事に限らず相談したりされたりです。
HITOWAケアサービスの働きやすさ
──寺島さんが思うHITOWAケアサービスやイリーゼ西国分寺の働きやすさを教えてください。
入職して1年目の頃に家族が入院していたんですが、臨機応変に休ませてもらえたのが印象に残ってますね。「当分午前中だけの勤務にさせてください」って希望を伝えて、午後はお休みにさせてもらいました。
職場の雰囲気としても自分の希望を伝えやすいですし、周囲からの配慮もあったので良かったなって思います。自分の時間をちゃんと取れて、家族のために時間を使えたので。

──風通しのいい職場なんですね。
スタッフ間で意見を言いやすいです。みんなで話し合いながら、介護について一緒に考えていけるところがいいなって思いますね。
──寺島さんがとくに「いいな」と思うスタッフはいますか?
今日一緒に取材を受けている茂木さんですね。茂木さんはすごく話が上手なんですよ。私は口下手というかしゃべりが苦手なので「羨ましいな」って思います(笑)。
あんなふうに上手に盛り上げておしゃべりができるといいなって思いますね。

ケアマネとして大切にしていること
──寺島さんがケアマネとして心がけていることを教えてください。
お客さまの状態を見て、一人ひとりに合った自立支援の環境を整えることですね。研修でも何度も言われました。
お客さま本人ができるところまでは奪ってしまわない、できることはやってもらって、できない部分をカバーするようにプランを組み立てることが大切ですね。
──お客さまの“できる”を尊重しているんですね。
あとは笑顔も大事にしています。スタッフと話すときもそうですが、とくにお客さまと話すときは笑顔を心がけています。
認知症のお客さまも、顔を合わせると「ふふ」って頬を緩めてくれるので、私もニコって返します。言葉が喋れないとしても、表情で伝わる部分があるんじゃないかなって感じますね。

──たしかに働くスタッフの表情が柔らかいとお客さまも安心できそうです。
笑顔だけじゃなくて、お客さまが話しかけてきたらなるべく耳を傾けるようにもしています。「今は時間がないから」って感情を抜きにして話を聞くようにしていますね。
介護スタッフのときは、時間ごとにやることが決まっていて話を聞ける時間が限られる場面もあったと思うんですが、ケアマネになってからは自分で業務時間を調整するので話しやすくなったと感じます。
居室にあるおむつの数を調べに行くだけでも、お客さまと話しちゃって時間がかかることも(笑)。

──“暮らしの場”なので会話もすごく大切ですよね。寺島さんの今後の目標を教えてください。
まだケアマネの仕事をやり始めて数ヶ月なので、このまま続けられる限りケアマネの仕事を頑張っていこうと思います。今後も介護に関わる仕事をしていきたいですね。
──最後に、HITOWAケアサービスで働きたいと思っている方へメッセージをお願いします!
自分からしっかり仕事を覚えながら、「できるようになりたい」って意志を持てる人をお待ちしています。
最初から全力疾走だと疲れてしまうので、段階を踏みながら「少しずつ覚えていこう」という気持ちがあればきっと大丈夫ですよ!

「おしゃべりが苦手」と言う寺島さんでしたが、HITOWAケアサービスやイリーゼ西国分寺の魅力を話すうちに、あっという間に時間が過ぎていました。集合写真の撮影で見せた表情は、お客さまと接する際の笑顔を思わせます。
寺島さんが未経験のケアマネに挑戦したように、HITOWAケアサービスではどんなタイミングでも新しいことにチャレンジしやすい環境が整っています。一歩踏み出したい方は、ぜひHITOWAケアサービスの求人をチェックしてみてください。
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