毎日のトランスで体が悲鳴を上げた「腰痛」
看護師あるあるな職業病、定番の一つが「腰痛」です。看護師の仕事には、ベッドと車いす、ストレッチャー間などの患者さんの移乗が多くあります。患者さん全員が介助しやすい体型ならいいのですが、体の大きい人の介助をするケースも珍しくはありません。また、ベッドなどの配置によっては、無理な姿勢をとらざるをえないことも。そんな仕事を積み重ねた結果、腰痛を発症してしまう看護師は多くいます。コルセットや痛み止めでごまかしながら働く、なんていうケースも職場でよく見かけるのではないでしょうか。
手を洗いすぎてカサカサになる「手荒れ」
看護師の仕事は、清潔さを保つことも大事です。一処置一手洗いといわれるくらいですから、1日に行う手洗いは数え切れません。そんな看護師のあるあるな職業病が「手荒れ」です。特に、冬になると乾燥しやすくなるので、ひどくなる人が多いようです。ハンドクリームを塗っても追いつかないほどの手荒れは、ときにはひび割れたり出血をしたりするほどひどい状態になることも。手荒れをするとアルコール消毒もしみて痛みを伴うので、苦痛な職業病でもあります。
不規則なシフトでぐっすり眠れない「不眠症」
看護師あるあるな職業病、3つ目は「不眠症」です。看護師の仕事といえば、夜勤などの不規則なシフト制勤務。同じリズムで睡眠時間を取れないことが原因で、不眠症になってしまう人もいるのです。不眠症は、見た目には現れにくいため、同僚に気づかれていない人も多いかもしれません。ちゃんと眠れないのは当たり前、などと考えて言わない人もいるでしょう。しかし不眠症は、隠れた看護師の職業病の定番なのです。
つらい職業病、我慢しないで相談を!
職業病は看護師のあるあるとはいえ、人によっては重症な場合も多くあります。あまり我慢しすぎず、つらいときはまわりに相談することが大切。職場の環境上、条件を変えるのが難しい場合は、転職するのも一つの方法です。不眠症でつらいなら日勤のみの職場に、腰痛がつらいならトランスをする機会が少ない職場に転職するなど、職業病が起こりにくい環境に変えれば改善することも多いです。周りの人が我慢しているからといって無理をせず、重症化する前に相談してみましょう。