貴重な休憩時間だからこそ!とにかく休む派
看護師という仕事は、長時間立ったままで行う手術室看護や入院患者さんの点滴対応や清潔ケア・移動の介助で常に動き回る業務まで、心身ともにエネルギーを必要とします。毎日忙しく、あっという間に時間が過ぎることも多々あるでしょう。人の健康と命を預かる仕事ですから、ずっと仕事モードでは疲れ切ってしまいますよね。ですから、業務の合間の貴重な休憩時間は、看護師それぞれお気に入りの過ごし方があるようです。たとえば、休憩時間に食事をさっと済ませ、横になれる場所で仮眠をとったり、ゆったりと過ごしたりという看護師も。横になって休めなくても、机に伏せるなどして少し仮眠をとったり、環境を変えて外のベンチなどで風に当たりながら気持ちを楽にしたりする人もいるようです。
休憩時間は勉強して次に備えます!コツコツ勉強派
看護師としての経験が浅い時期や、異動で配属先が変わった後などは配属先の業務や関わる患者さんの疾患も変わるもの。慣れるまでは業務の流れを復習したり、ケアの方法や病気の知識などについて勉強したり、やっておくことがたくさんあります。このような時期でなくても、さまざまな患者さんと関わっていれば疑問に感じたことが出てくることもありますし、新しい治療法が導入されたり初めて扱う薬剤があったりしたときには、あらかじめ調べて理解しておかなければなりません。そのため、休憩時間を学習時間として使う看護師もいます。
また、「仕事とプライベートの時間はしっかり切り替えたい」という思いから、休憩より勉強に時間を割いて就業中に仕事のことをすべて終わらせてしまう、という看護師もいるようです。
仕事やプライベートなどおしゃべりで情報交換派
ちょっとした相談ごとや共有したい情報などがあっても、業務に追われていると話せないことがあるものです。また、わざわざ仕事中でなくても、空いた時間に聞いてみれば・・・という内容であったりすることも。そんなときには休憩時間をうまく利用して、仕事仲間とおしゃべりしながら解決してしまいます。ただ、いつも仕事の話というわけではせっかくの休憩時間なのに休まらないことも。お菓子を食べながら世の中のいろいろな話題で雑談をしたり、ときには仕事の愚痴を聞いてもらってすっきりしたり。おしゃべりで過ごす、そんな看護師も多くいます。
職場によって過ごし方が決まっていることも
休憩時間は業務から離れていますから、看護師それぞれ好きな過ごし方ができるもの。しかし部署によっては、「お菓子を持ち寄り、食べながらしゃべる」「仮眠時間にする」など、いつからか過ごし方がお約束のようになっていることもあります。職場の人間関係を良好に保つのは大切なことですから、部署ごとでお決まりの過ごし方をする看護師もいます。看護師の休憩時間、今回ご紹介したもの以外にもそれぞれの個性が垣間見える過ごし方があるものです。