
救急相談の『#7119』と、こども医療相談の『#8000』
思わぬケガや体調不良が増える年末年始。しかし、年末年始には多くの医療機関が一般診療をおこなっていないので「もしものことがあったら……」と不安になりますよね。
休日・夜間のケガや体調不良で困ったときに、思い出してほしいのが短縮ダイヤルの『#7119』と『#8000』です。
『#7119』をプッシュすると救急安心センターにつながります。
「なんとなく体調が悪い」「家族の様子がおかしい」など救急車を呼ぶべきか迷ったときに、医師や看護師などの専門家が緊急性を判断したうえで、応急手当の方法を指示してくれたり受診可能な病院を案内してくれたりします。症状の緊急性が高いとと判断された場合には、ただちに救急車が出勤します。
救急安心センターは原則24時間365日利用可能ですが、全域で実施しているのは宮城県・茨城県・埼玉県・東京都・新潟県・京都府・大阪府・奈良県・鳥取県・山口県・徳島県・福岡県。一部地域で実施しているのは札幌市周辺・横浜市・神戸市周辺・田辺市周辺・広島市周辺となっています(2020年10月現在)。
『#8000』をプッシュするとこども医療電話相談につながります。
「頭をぶつけた」「発熱した」「けいれんが止まらない」などのこどもの症状について、医師や看護師が適切な処置をアドバイスしてくれたり、受診可能な病院を案内してくれたりします。
こども医療電話相談は全国で利用可能ですが、都道府県によって対応時間が異なるので詳細は厚生労働省の「子ども医療電話相談事業(#8000)について」をご確認ください。
夜間・休日対応している医療機関を知りたい場合には、今回ご紹介した短縮ダイヤル以外に各自治体のホームページにも受診可能な医療機関や連絡先について案内があります。「〇〇〇(自治体名) 救急」「〇〇〇(自治体名) 急病」などで検索してみてください。
今年の年末年始は自宅で静かに過ごす方が多いかもしれませんが、万が一の場合も専門家に相談して落ち着いて対処しましょう。
それでは皆さん、よい年末年始をお過ごしください。
参考
- ・総務省消防庁|救急車の適正利用|救急安心センター事業(#7119)ってナニ?
- ・厚生労働省|子ども医療電話相談事業(#8000)について