2023年1月29日(日)におこなわれた第35回(令和4年度)介護福祉士国家試験の解答速報をお届け! オンライン動画研修サービス「ジョブメドレーアカデミー」では試験解説と講評を動画(有料)で公開しています。
介護福祉士による解説と講評
オンライン動画研修サービス「ジョブメドレーアカデミー」では介護福祉士による試験の解説動画を公開しています。その中から本試験の特徴を一部抜粋して紹介します。
今回の試験の問題数は例年どおりで、「生活支援技術」が26問と最多。次点で「社会の理解」「こころとからだの仕組み」「総合問題」が12問です。
一方で問題数の増減がありました。「人間関係とコミュニケーション」は2問から4問に、「コミュニケーション技術」は8問から6問に変更されています。
続いて今年の試験の特徴と傾向です。介護福祉士の佐藤真基子さんによると、全体的な難易度は比較的低めで、午前は地域移行や地域共生、認知症施策などの理解を問う出題が多く、午後は自立支援や自助・互助の観点から基本的な介護技術を問う出題が多かったと振り返ります。
ここからは「認知症の理解」から認知症ケアパスに関する問題を抜粋し解説します。認知症ケアパスの記述のうち、最も適切なものを1つ選ぶ問題です。
【解説】
正解は3番。認知症の予防から最終段階まで、その時々の状態に合わせてケアの流れを示したものが認知症ケアパスです。近くに専門職がいない場合、家族でも「こういうケースではこういったサービスを使えばいいんだ」と分かるようにまとめたものとなります。
介護保険制度とは関わりがなく、各市町村ごとに地域に合わせて作られるものなので1と5は不正解。介護保険のサービスではないので2は不正解。レスパイトケアは家族への支援なので4は不正解となります。
【注意事項】 本解説はジョブメドレーアカデミー独自の解答をもとにした参考情報です。実際の国家試験結果について保証するものではありません。この点をご留意いただきご活用ください。 解答に関するご質問は一切お受けしかねますのでご了承ください。 正式な回答は3月24日(金)に社会福祉振興・試験センターより公開されます。
筆記試験合格の条件は2つあります。
1. 総得点の60%程度(問題の難易度で補正)
2.すべての科目群で得点があること(0点の科目群がないこと)
合格基準は総得点125点に対し60%程度が目安となります。問題の難易度によって補正が入るので、過去の5年間の合格基準は72点から78点と、75点前後で推移しています。
また、過去5年間の合格率は70%前後で推移しています。
介護福祉士の詳しい解説はこちらの記事よりご確認ください。
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