どこでもいいわけじゃない!介護職/ヘルパーの仕事探し
医療福祉業界の中でも特に人材不足が叫ばれている介護職/ヘルパー。働き手を求めている多くの事業所が、待遇面や仕事内容などできるだけ働きやすい職場にしようとさまざまな工夫を凝らしています。
では、実際に就職・転職・復職した介護職/ヘルパーの方がお仕事探しの際に重視したポイントはどんなところなのでしょうか?ジョブメドレーの利用者を対象に行ったアンケートの結果をお伝えします!
◇アンケートについて
ジョブメドレーを利用して就職・転職・復職した介護職/ヘルパーの男女 54名
(質問内容)
転職で重視したポイントについて「勤務先が近い」「正社員での採用」などの13の選択肢から複数選択可として調査
もっとも多くの人が重視したポイントは「勤務先が近い」!
まずは上位1位までの回答を見てみましょう。
- 1位「勤務先が近い」・・・35票
- 2位「希望する仕事ができる」・・・22票
- 3位・4位「正社員での採用」「長く働ける」・・・19票
- 5位「厚生年金や社会保険に加入できる」・・・15票
- 6位・7位「未経験可」「勤務時間やお休みの融通がきく」・・・14票
もっとも多くの人が重視していると答えたのが「勤務先が近い」こと。回答者の半数以上がこちらを選択しました。雨の日も風の日も雪の日も介護の必要な利用者さんをケアする介護職/ヘルパーのみなさん。ほかの条件がよくても遠くて通いにくい職場は避けたいのでしょう。また、仕事を探す際は近所であることを第一条件に、「希望する仕事ができる」かどうか、「長く働ける」かどうか、などほかの条件を加味して比較検討している様子が伺えます。
「給与」や「同僚の雰囲気」は意外と重視されていない!?
一方、回答者が少なかったのはこちらの8位〜13位まで。
- 8位「資格や技術が身につく」・・・13票
- 9位「給与が良い」・・・10票
- 10位「福利厚生が良い」・・・9票
- 11位「理念やビジョンに共感できる」・・・5票
- 12位「同僚の雰囲気が良い」・・・14票
- 13位「休日が多い」・・・4票
一般的に介護職/ヘルパーの離職理由として上位にあげられる「給与が良い」「同僚の雰囲気が良い」はそれぞれ10位・12位という意外な結果に。できるだけ給与が良いところがよくても実際には事業所ごとの給与にほとんど差がないことや、同僚の雰囲気は入ってみてからでなければわからないといった事情が関係しているのかもしれません。
理想はあるけれど、現実的な落としどころを見極めることも大切
今回のアンケートは、実際に入職した人を対象に調査したもの。仕事探しを始めたころはもっとたくさんの理想の条件があったけれど、最終的な落としどころとしては上位にあげられた条件に当てはまる職場に決めた、という人が多いだけかもしれませんね。この結果は、実際に介護職/ヘルパーをしている人の目にはどのようにうつるのでしょうか。
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