目次
1.第37回介護福祉士国家試験の概要
試験日
2025年(令和7年)1月26日(日)
試験地
北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、福島県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
受験申し込み期間
2024年8月7日(水)から9月6日(金)まで
受験の手引は社会福祉振興・試験センターのサイト上にて、7月上旬から申請可能です。配送に日数を要するため8月29日(木)までの申請をおすすめします。なお、EPAルートで受験を申し込む場合、EPA用の受験の手引を取り寄せる必要があります。
過去に試験を受けたことがあり受験資格が確定している人は、8月7日(水)からインターネット上での受験申込が可能です。受験の手引を取り寄せる必要はありません。
受験手数料
1万8,380円
※コンビニエンスストア等(ゆうちょ銀行、金融機関は不可)で支払う
※インターネットによる受験申し込みをする人はクレジットカードまたはコンビニエンスストアで支払う
合格発表
2025年(令和7年)3月24日(月)14時
試験センターのサイトにて、受験番号を掲載して発表されます。また受験者には2月19日(水)に結果通知書が発送されます。
試験時間・試験科目
試験時間 |
試験科目 |
---|---|
午前の部(100分) 10時00分〜11時40分 |
人間の尊厳と自立 人間関係とコミュニケーション 社会の理解 こころとからだのしくみ 発達と老化の理解 認知症の理解 障害の理解 医療的ケア |
午後の部(120分) 13時35分〜15時35分 |
介護の基本 |
試験時間は弱視等受験者は1.3倍、点字等受験者・EPA候補者を含む外国人受験者で時間延長を希望した人は1.5倍となります。
2.介護福祉士国家試験の出題形式、配点、合格基準
介護福祉士国家試験は五肢択一を基本とする多肢選択形式でおこなわれます。出題数は1問1点の125点満点です。合格するには、次の2つの基準をクリアする必要があります。
(1)総得点の正答率が60%程度(問題の難易度によって補正あり)
(2)1を満たし、以下の11科目群すべてで得点すること(0点の科目群がないこと)
- 人間の尊厳と自立、介護の基本
- 人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術
- 社会の理解
- 生活支援技術
- 介護過程
- こころとからだのしくみ
- 発達と老化の理解
- 認知症の理解
- 障害の理解
- 医療的ケア
- 総合問題
3.過去の合格基準と合格率の推移
合格基準
過去5年間の合格基準は正答率53〜62%で推移し、合格点は125点満点中67〜78点と、年によって開きがあります。
合格者数・合格率
介護福祉士国家試験の過去5年間の合格率は70〜84%前後で推移しています。第35回試験では過去最高の合格率84.3%を記録し、第36回試験はそれに次ぐ過去2番目に高い合格率となりました。
前回(第36回)試験結果の内訳
前回の第36回介護福祉士国家試験の結果は次のようになりました。
合格者数・合格率
全体
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
---|---|---|---|
養成施設ルート (全体) | 7,392人 | 5,283人 | 71.5% |
養成施設ルート (留学生を除く) | 4,484人 | 4,191人 | 93.5% |
養成施設ルート (留学生受験者) | 2,908人 | 1,092人 | 37.6% |
福祉系高校ルート | 2,283人 | 2,113人 | 92.6% |
新卒
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
---|---|---|---|
養成施設ルート (全体) | 6,106人 | 5,053人 | 82.8% |
養成施設ルート (留学生を除く) | 4,263人 | 4,090人 | 95.9% |
養成施設ルート (留学生受験者) | 1,843人 | 963人 | 52.3% |
福祉系高校ルート | 2,107人 | 2,020人 | 95.9% |
既卒
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
---|---|---|---|
養成施設ルート (全体) | 1,286人 | 230人 | 17.9% |
養成施設ルート (留学生を除く) | 221人 | 101人 | 45.7% |
養成施設ルート (留学生受験者) | 1,065人 | 129人 | 12.1% |
福祉系高校ルート | 176人 | 93人 | 52.8% |
ほかの国家資格同様、新卒者と既卒者では合格率に大きく差がありました。前回試験の場合、新卒者の合格率が50〜90%台なのに対して、既卒者の合格率は10〜50%台となっています。
4.合格後の免許申請手続き
合格後は介護福祉士登録申請書を提出することで登録証が交付されます。登録をしなければ「介護福祉士」の名称を用いることはできません。
登録せずに介護福祉士と名乗った場合、名称の使用制限違反で30万円以下の罰金に処されてしまいます(社会福祉士及び介護福祉士法53条)。合格後は速やかに申請手続きをおこないましょう。
提出書類
合格者には合格通知と一緒に登録申請書類が送られます。下記の提出書類を同封された封筒に入れ、「簡易書留」で所定の住所に送付します。
〈提出書類〉
- 登録申請書
必要事項を記入して提出しましょう。その際、郵便局などで9,000円分の「収入印紙」を購入し、所定欄に貼付してください。
- 貼付用紙
郵便局などで登録手数料3,320円を支払い、「振替払込受付証明書(お客さま用)」の原本を貼付してください。
- 本人確認ができる書類
戸籍抄本の原本、戸籍の個人事項証明書の原本、本籍を記載した住民票の原本のうちいずれか1点を同封してください。
- 国籍がわかる書類(外国籍の人のみ)
外国籍の人は以下の書類を提出してください。
中長期在留者、特別永住者:国籍等を記載した住民票の原本
短期滞在者:パスポートその他の身分を証する書類のコピー
登録証は1ヶ月ほどで郵送されます。就職や転職を検討している人は、面接時期も考慮し、登録申請を進めてください。
登録証に記載された氏名、本籍地都道府県名に変更が生じた場合は、公益財団法人社会福祉振興・試験センターの登録部に変更の届出をすることになっていますので、早めに手続きをしましょう。
試験に関する問い合わせ先
公益財団法人 社会福祉振興・試験センター
所在地:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1丁目5番6号 SEMPOSビル
電話番号:03-3486-7521(平日9時〜17時)
試験案内専用電話番号:03-3486-7559(音声案内・24時間対応)
ホームぺージ:https://www.sssc.or.jp/
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