受講時間は450時間!一方で受講時間の大幅な免除も?
3年以上の介護実務経験を持つ方が、介護福祉士の資格を取得するために修了が必要となる介護職員実務者研修。在宅や施設で介護に携わろうとする方が基本的な知識・技術を修得する「介護職員初任者研修」と比べて、研修時間も大幅に増え、内容も高度なものになっています。介護職員実務者研修の受講時間は450時間。働いている方や家庭をお持ちの方にとって、一見ハードルが高く思えるかもしれません。しかし、すでに介護に関する資格を取得している場合は、一部受講免除も。例えば介護職員初任者研修取得者を修了していれば130時間免除と、大幅に受講時間を短縮できます。
また、介護職員実務者研修は、修了後に介護福祉士国家試験を受験する方が多いことからも、今後キャリアアップをしていくうえで極めて重要と言えるでしょう。ここでは、仕事や家庭との両立を可能とする効果的な研修の受け方を紹介します。
研修受講を支援する制度や環境は充実!
仕事や家庭との両立を支援するために、介護職員実務者研修は様々な支援制度や環境整備が行われています。代表的なものは、通信教育や身近な地域で研修を受講できる制度です。また、過去に受講したホームヘルパー2級などの研修を読み替えることや、受講費用の支援なども積極的に行われています。標準的な受講期間は6ヶ月程度ですが、まとまった時間が取れない方のために、数年かけて受講できる仕組みもあります。
介護職員実務者研修のカリキュラムは高度ですが、しっかり学習していれば合格できるものですので、介護福祉士の資格取得をめざす方は早めに受講を検討するのがいいですね。
仕事や家庭と両立してキャリアアップをめざそう
このように、優秀な人材が無理なく介護職員実務者研修を受講できるように、制度や環境は整備されてきています。国としても、介護人材の安定的確保・資質向上は最重要課題ですので、今後も環境整備は進んでいくと思われます。これらをフルに活用して早めに受講できれば、その分余裕を持って今後のキャリアが描けます。介護福祉士の資格取得をめざしている方はもちろん、これから介護の仕事に就きたいという方も、一度介護職員実務者研修について調べてみましょう。