自分は向いていないと考える人のパターンは?
ケアマネに向いていない人と思われる人は次のようなものがあります。
- 柔軟な考え方ができない人
- 自分の考えにこだわる人
- 自分がケアマネで偉いと思い込んでる人
- 腰が重くすぐに動かない人
自分はケアマネに向いていないと考えている人は、思い当たる部分があるのではないでしょうか。でも、よく見てください。これらは自分で気づけば改善できることが多いですよね。これらの点を克服すれば、コミュニケーションが苦手で向いていないと考えているケアマネも、自信をもって仕事に取り組めるようになると思います。
ケアマネにとって欠かせない資質とは?
コミュニケーション力
ケアマネの仕事は様々な人的ネットワークの中で成り立っています。自分はコミュニケーションが苦手だから向いていないと考えている人もいるかもしれませんが、コミュニケーション力は話が上手ければ良いというわけではなく、きちんと相手の話を聞き、相手の立場を察する能力ともいえるのです。まずは、相手の言葉に耳を傾けることを意識してみてはいかがでしょうか。それが、円滑なコミュニケーションの第一歩となりますよ。
複数の業務を同時に進められる能力
ケアマネは事務作業を同時にテキパキとこなす能力が求められます。書類を作成するだけではなく、利用者との面接やカンファレンスなど、数多くの仕事を進めていかなければいけません。向いていないかなと思う人は、まず仕事に優先順位をつけ、限られた時間を上手く利用して複数の業務をこなしていくタイムマネジメント力を身につける訓練を行いましょう。
フットワークの軽さ
ケアマネは、デスクの上でケアプランを書くだけではなく、現場に出向いて問題を解決するフットワークの軽さが大切です。利用者が何か困ったことや問題が起きた時に、フットワーク良く対応することが利用者との信頼を高めることにつながります。上手くいかないことをデスク上で悩むのではなく、いろんな所に積極的に出向いて行くことで悩んでいた問題が解決できることもありますよ。
向いていないかもと思った時の対処法は?
利用者の目線にたつこと
利用者は介護サービスなどに関して素人であり、知識がないことがほとんどです。また、利用者は高齢者が多く、してほしいことを的確に伝えられないケースも多くあります。ですから、最善と思うケアプランを作成しても受け入れてもらえない場合も少なくありません。そんな時には、柔軟に対応してケアプランを考え直すといった臨機応変さが必要です。まずは「ケアマネである自分が正しい」という考えを捨てましょう。そして相手の話をよく聞いて理解し、何をしたいと思っているのかを見抜くことが大切。一度や二度、上手くコミュニケーションが取れなかったからといって、向いていないと考えるのは早いのです。
気負いすぎないこと
仕事内容が多岐にわたるケアマネは「自分が頑張ってすべてを仕切らないといけない」と思いすぎる傾向があります。また、「プラス思考の明朗闊達、気配りのできる人」という理想像を作り上げ、その理想と自分を比べてギャップに苦しんでしまう人が多いようです。確かにケアマネは、ケアの現場で重要なカギを握る職業。プレッシャーを感じやすいということは共感できます。しかし、さまざまな職種の介護サービスは協働のうえで成り立っているもの。気負いすぎる必要はありません。また、どうしても辛いときには、一度介護スタッフとして現場に戻ったり、職場を変えてみたりするのも手段のひとつです。