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コラム2018/12/05
透析クリニックで働く臨床工学技士の仕事内容は? 病院勤務との違い、メリット・デメリットを解説

臨床工学技士の半数以上が血液浄化業務に関わっていると言われており、透析クリニックに勤務している技士も多くいます。透析クリニックは、残業や遅番があるものの、待機や当直がないため病院勤務に比べ、ライフワークバランスを保ちやすいです。今回は、透析クリニックでの仕事内容・病院勤務との違い、メリット・デメリットなどを解説します!

透析クリニックで働く臨床工学技士

透析クリニックでの仕事内容

臨床工学技士の代表的な業務のひとつである血液透析業務は、透析クリニックのメイン業務です。透析は学生時代の学内実習でもしっかりと勉強する分野ではありますが、透析についてもう一度おさらいして、病院勤務との仕事の違いを理解しましょう。


そもそも透析とは?

人工透析は、慢性腎不全などの患者さんに「ダイアライザー」と呼ばれる人工腎臓を使用して老廃物や余分な水分を取り除く治療法です。


腎機能が低下すると、体の中に余分な水分や老廃物が溜まり尿として排出できなくなり、心臓に負担をかけるなどの症状が懸念されます。


透析患者さんは、週3回、1回につき4〜5時間の治療時間が必要になります。透析療法を受けている患者数は国内で32万人を超えており、今後も増えることが予想されています。



病院で働く臨床工学技士との仕事の違いは?

病院に勤務する臨床工学技士は、病院の規模によって業務に違いがあるものの、血液浄化業務の他に、機器管理業務、手術室業務、呼吸治療業務、人工心肺業務などを行っています。


一方、透析クリニックは、血液浄化業務の中の血液透析業務に特化しており、治療で使用する医療機器の始業点検や定期点検を行う場合もありますが、基本的には透析業務に従事します。


病院勤務の場合は、ローテーターとしていろいろな業務に従事する場合と、得意な分野の業務を専任で担当する場合の2パターンがあります。


病院の場合、新人は透析を担当しながら他の業務の経験を重ねることが多いですが、クリニックの場合は透析に特化しているため、透析クリニックの方が同職種で経験年数が同じでも専門性や知識量が豊富であると言えるでしょう。

透析クリニックでの働き方

透析クリニックは、急性期病院に比べると患者さんと接する時間も多く、トラブル対応以外はゆっくり時間が進んでいきます。透析クリニックの勤務形態や1日の仕事の流れを把握して、クリニックでの働き方をイメージしてみましょう。


一般的な勤務体系

多くの透析クリニックは、シフト制や曜日の固定休で週休2日、あるいは月8日休みなどの勤務体系を取っています。年間の休日数は120日前後で、比較的希望休も取りやすいです。


病院勤務の場合は、休日は暦どおりで土日祝日が休みの場合が多いですが、オンコールや当直、業務を専任していると、希望する休日を取得できない場合もあります。


透析クリニックは基本的に慢性期の疾患が対象になりますので、残業や遅番があってもオンコールや当直がなくプライベートの時間と仕事をしっかり分けることができます。


1日の仕事の流れ

透析クリニックで働く臨床工学技士はどのような1日を過ごすのでしょうか? クリニックによって若干の違いはありますが、1日の仕事の流れをご紹介します。


◆透析クリニックの1日
〜8:00 出勤・着替え

8:00〜 1クール目に使用する透析回路のプライミング・機械室立ち上げ・透析液濃度測定など

8:30〜 患者入室・穿刺(せんし)・透析開始

※透析開始から終了まで1時間おきにバイタルチェックとコンソールのチェックなどを行う。

※クリニックによってはこのタイミングで交互にスタッフが昼休憩に入る。

12:30〜 返血・透析終了・患者退出

13:00~ 2クール目がある場合は、回路をセットしプライミングを行う。

14:00~ 2クール目の患者入室・穿刺・透析開始

※以降は1クール目と同様に、透析開始から終了まで1時間おきにバイタルチェックとコンソールチェックなどを行う。

※2クール目を行っていないクリニックでは、1クール目が終わり次第翌日の回路の準備や機械室の点検、雑務、適宜休憩、勉強会やミーティングなどを行う。

17:30〜 業務終了・退勤

透析クリニックで働くメリット・デメリット

透析クリニックは、病院勤務に比べて家事や育児の両立がしやすく、小さいお子さんがいる技士にとっても働きやすい環境が整っています。


その反面、血液透析業務や機器管理業務以外の業務に従事する機会がないため、臨床工学技士としてさまざまな業務を経験したい人は物足りなさを感じるかもしれません。


メリット

・今後、血液透析業務でキャリアを積みたい人に向いている
・当直やオンコールがないためプライベートと仕事のバランスがとりやすい
・パートとして雇用するクリニックもあり、病院に比べ子育て中の復職や転職がしやすい

デメリット

・血液透析業務以外の業務を経験したいと考える場合には物足りなさを感じる
・総合病院への転職に不利になる場合がある
・ある程度のコミュニケーション能力が求められる

透析クリニックで働くのに向いている人は?

透析クリニックは、毎日決まった業務の繰り返しではありますが、病院勤務に比べて患者さんと向き合う時間も多くなり、透析業務について知見を深める機会も多くあります。では、透析クリニックで働くのに向いている人はどのような人なのでしょうか?


家庭やプライベートの時間を確保したい人

病院勤務の場合は従事する業務によっては当直やオンコール、夜間まで対応する場合がありプライベートの予定を立てにくい場合や、不規則な生活になってしまう場合があります。


透析クリニックはシフト制で当直やオンコールがないためプライベートの時間を確保しやすいと言えます。


患者さんと話すのが好きな人

1回の透析は4〜5時間かかり、透析中や穿刺前、透析が終了し退出の見送りまでに患者さんと話す機会が多くなります。病院勤務で血液浄化業務以外の業務に勤務している場合は、患者さんとの関わりは少ないです。


患者さんとコミュニケーションを取ることが好きな人には向いていると言えます。


透析分野に興味がある人

透析クリニックは毎日同じ業務の繰り返しになるため、他の業務を経験したい人には退屈に感じるかもしれません。


しかし、透析分野はとても奥が深く、治療中は患者さんも安静にしており自由になる時間があります。透析に興味がある方にとっては研究や勉強、学会の準備など患者さんと関わりながら時間を有効に使うことができます。

読者の方へのメッセージ

透析クリニックに勤務する技士のここがすごい!

透析クリニックに勤務する臨床工学技士は、専門性が高いのはもちろん、穿刺の技術が高く、研究熱心でやりがいを持っている方が多い印象です。今後も透析患者さんが増えることが予想される中で、医療機器のトラブルに対応できる臨床工学技士のニーズはさらに高まると考えられます!

宮座美帆宮座美帆(臨床工学技士・医療ライター)2018/12/05

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