
1.まずは自分の中での優先順位を決めよう
2.保育士の求人で見るべきポイント
2-1. 保育園の方針
2-2. 休日・残業
2-3. 給料
2-4. 立地・通勤のしやすさ
2-5. 産休・育休
2-6. 施設形態
3. 可能なら施設見学も
4. 最後に
1.まずは自分の中での優先順位を決めよう
給料・勤務時間・人間関係・新規オープンなど、職場を決める際にチェックしておきたいポイントはいくつもありますよね。その中でも、絶対に譲れないポイントや重視すべき部分など自分の中の優先順位をしっかりと決めておきましょう。
自分自身の「仕事に求めるもの」を整理しておくことで、後々の後悔が少ない就職へと繋がるでしょう。
2.保育士の求人で見るべきポイント
2-1.保育園の方針
転職理由として「園や園長との方針が合わなかった」というものも、少なくないようです。
「こういう保育が好きだ」「こういう保育を目指したい」など、保育士さんには自分の「理想とする保育」があるかと思います。保育の方針が合わない職場で仕事を続けるのはつらいもの。園の方針と自分の考えがマッチするかは重要なポイントです。
また、そういった点は求人の仕事内容やアピール文に記載されていることが多いのでよく確認しましょう。
2-2.休日出勤・残業
保育士さんが気になるところとして、「行事の多さ」「残業や持ち帰り仕事の多さ」があるのではないでしょうか。行事が多いことが悪い点というわけではありませんが、園によっては土日などの休日に運動会や保護者会等の行事が実施されることもあります。そういった場合、休日出勤手当や代休を取得することができるかは確認しておきましょう。
また、持ち帰りの仕事がない園では「持ち帰りなし」「持ち帰りの仕事なし」など、求人内でアピールしているケースが多いので、そういった言葉でキーワード検索してみるのも一つの手です。
2-3.給料
賞与や基本給はもちろんですが、ほかにも注目したいのは「住宅手当」や「家族手当」などの有無です。月5,000円~30,000円ほどの手当も、年間にしたら大きな差となります。
また、残業代については注意が必要です。求人票の給与欄に「みなし残業代」や「固定残業代△×時間分を~~円を含む」などの記載がある場合、これらの手当は相当時間分の残業代がはじめから固定給に含まれています。
「今月は~時間残業したはずなのに、支給される残業代が少ない!」と入職してから戸惑わないよう、応募段階でしっかりと確認しておきましょう。
2-4.立地・通勤のしやすさ
通勤時間はなるべく短く、ストレスの少ない方法がいいですよね。電車通勤の場合は職場の最寄り駅はどこなのか、徒歩や自転車の場合は何分くらいかかるのか、などのアクセス情報もしっかりと確認しましょう。
特にご家庭を持つ方は、突然何かあったときのためにも、なるべく自宅から近い職場が理想的ですよね。また電車通勤でない場合は、車やバイクなど可能な通勤方法をチェックしましょう。
2-5.産休・育休
特に女性の保育士さんが気になる点として、「産休・育休をしっかり取れるか」「取りやすい環境か」「職場復帰はしやすいか」という点ではないでしょうか。こういった情報は「長期休暇・特別休暇」などの欄やアピール文に記載されていることが多いです。
出産や育児を経ても、同じ職場で働き続けたい気持ちがある場合はチェックしておきましょう。
2-6.施設形態
認可保育所・企業内保育所・認定こども園など、園や施設の形態もチェックしておきたい部分です。それにより園を利用する家庭の環境や、人員配置される保育士の数にも違いがあります。
■認可保育所
▼認可・認可外保育所についての詳細はこちらの記事もご覧ください
■小規模保育園
▼小規模保育園についての詳細はこちらの記事もご覧ください
■企業内保育所
▼企業内保育所についての詳細はこちらの記事もご覧ください
■認定こども園
▼認定こども園についての詳細はこちらの記事もご覧ください
3.可能なら施設見学も
気になる園が見学可能な場合は、積極的に見学をさせてもらいましょう。
求人を見ただけではわからない「働いている人の人柄や年齢層」「職場の雰囲気」「施設や設備の綺麗さ」などを実際に自分の目で確認することができます。もし離職率や産休・育休などの情報が気になる場合は、施設見学のタイミングで聞いてしまうのもありです。
ジョブメドレーを利用の場合は、求人に応募後、事業所とのメッセージのやりとりの中で見学を申し込みましょう。
4.最後に
厚生労働省の [保育人材確保のための『魅力ある職場づくり』に向けて] では、2017年における保育士の需要は約46万人とされていました。しかし、実態として2017年の保育士従事者は約42.9万人(厚生労働省「平成29年社会福祉施設等調査」より)。当初の見込みに対して、3万人以上も不足していたことが分かります。
売り手市場にある保育士業界。少しでも後悔のない就職・転職にするため、自分の中で何を重要視するのか、どういう職場を求めているのか、自己分析をしっかりおこない万全な準備のうえで就職活動に臨みましょう!