ローテーションに沿って働くことが多い看護助手
看護助手の働き方としては、看護師と同様にシフト制、交代制が多いようです。シフト制は、主に早出・日勤・遅出・夜勤・準夜勤・深夜勤・休みの7つのシフトが、職場の体制や人数などで割り当てられるものです。交代制は、日勤と夜勤の二交代制か日勤・準夜勤・深夜勤の三交代制が一般的。二交代制・三交代制ともに別途休日がありますが、シフト制同様ローテーションで組まれますので、土日に決まって休みをとることは難しい場合が多いです。
土日・夜勤可能、経験者は有利!資格も武器になる
シフト制・交代制ともに土日勤務・夜間勤務が可能で、組まれたローテーションを無理なくこなせる人が採用されやすいのはご承知の通りです。さらに医療現場では経験者が歓迎されますので、多少ブランクがあっても復職される方のほうが、他業界からの転職者よりも有利となるでしょう。また近年の傾向としては、介護福祉士、介護職員初任者研修、ヘルパー2級などの資格を持っていれば、病院でも求められる可能性が高くなります。
外来看護助手で日勤のみという働き方
土日出勤、夜勤ができる人の方が有利なことには変わりはないのですが、平日・日勤でも全く求人がないわけではありません。看護助手は女性の割合が高い職種ですので、仕事と家庭との両立を望む人が多いことは雇用側も理解しています。職場によっては平日・日勤のみの勤務でも採用される可能性はあるでしょう。また外来患者さんを診察室へ案内したり、他の病棟の医師・看護師に伝票やカルテを届けるなどの外来病棟専任の看護助手の仕事もあります。夜勤手当がないことから高額の給与は望めませんが、家庭など私生活を優先させる必要がある期間は、働き方の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。
条件さえ整えば夜勤専門勤務も考えてみて
家族の了承と協力が得られれば、夜勤専門の勤務もお勧めです。勤務時間が一定ですので生活のリズムが整いやすく、給与・休日の面でも優遇されることが多いのです。両親や義理の両親と同居している、または近くに住んでいて、夜間子どもの世話をお願いできるような環境にあれば、甘えてみるのも良いかもしれません。週に5日は夜勤でも、残り2日の休日で家族とゆっくり過ごすことも出来るでしょう。もちろん子どもたちが大きくなって手がかからなくなってから復職する際にも可能な働き方ですね。
夜勤・土日勤務ができなくてもあきらめないで
看護師同様、看護助手も勤務時間がハードな職種ですので、面接などの時に自分の希望をしっかり伝えてお互いの譲歩ラインを相談することが大切です。やっていけないのは決めつけること。夜勤ができないと駄目だろうとか、土日に出てくれと言われたら断るしかないとか、勝手に自分で結果を出すのはNGです。月に一回なら夜勤も可能であるとか、土日はダメでも祝日なら出勤できるとか、わずかでも可能性があれば提案して就職のチャンスを広げましょう。