言語聴覚士は何をやって、どこから給与をもらうの?
言語聴覚士は、厚生労働省にも認められた国家資格のある職種であり、高齢化の進行とともにニーズが高まっています。医療の現場などで音声障害、聴覚障害、吃音などを抱える患者が問題解決していけるよう指導をおこないます。言語聴覚士の給与は、働き先の職場によって大きく異なってきます。もともとは医療の現場が中心でしたが、いまでは介護施設や保健・福祉機関、教育機関と活躍の場は広がっています。ジョブメドレーが行った調査では、正職員だと平均月給25万3,190円、パートやアルバイトだと平均時給1,660円でした(2016年7月平均賃金調査)。
言語聴覚士は高額給与の可能性がある職種?
活躍の場が広がる言語聴覚士は、給与水準も地域や働き先の規模の大小で差があります。ジョブメドレーが扱う求人をみても、地方の月給水準が20~25万円なのに対し、都心部では22~30万円とやや高めの設定。特に、大規模な医療機関や介護サービス会社では、月給35万~50万近くもらえる職場もあります。
また、パートやアルバイトは時給1,600~1,800円の事業所が多く、他の職種と比べても高額です。これは、時給が高めに設定されている訪問リハビリの募集が多いためと考えられます。
実際の給与、福利厚生はどんな感じ?
やはり大手医療機関などは、給与や福利厚生が充実しています。例えば月給30万~45万という給与で、通勤手当有、資格取得支援制度、外部研修・内部研修、社宅・寮などの福利厚生が整っている職場も実際にあります。
さらに電動自転車又は自動車貸与、連携病院・クリニックで実務研修・ジョブローテーション制度などをつくり、独自の職場環境が整っている職場も。言語聴覚士は、給与や福利厚生が充実している大手医療機関において働ける可能性もある魅力的な職種なのです。