保育補助とはどんな仕事?保育士との違いは?
保育補助の仕事とは、保育士をサポートする立場で子どもの保育に関わるものです。保育士としての資格が不要でもできる業務内容に就くことになります。主だった業務内容は園児と一緒に遊ぶ、工作や歌を教える、着替えを手伝う、食事・おやつの準備と食事中の補助、片付けなど。園児が園で行うこと全般についてサポートしていきます。子どもは活発で思いがけない行動もするものです。保育士だけでは目が届かないこともあるので、保育補助の立場として子どもの安全を守ります。正社員の保育士として働くよりもパートとして働くので、働き方に融通が効きやすいという特徴があります。
保育補助の需要傾向は?
出産を終えた後も仕事に戻る女性が増えた現代では、保育園の入園を希望する園児も増えています。その一方で、園児を十分に受け入れるだけの保育士がいない保育士不足が問題となっています。そこで、需要が高くなっているのが保育補助。厚生労働省は平成29年度までに待機児童を解消する政策を掲げており、潜在保育士や育児がひと段落した主婦、保育業務を志す人材の確保に力を入れています。保育補助の業務は無資格でも行えることもあり、就業人口はこれからも増えていくでしょう。
保育補助のお給料はどれくらい?活躍の場は?
保育補助のお給料は地域によっても差がありますが、時給1000円程度が一般的となっています。子どもの園生活をサポートする仕事なので、活躍の場は保育園がメイン。保育園では0歳児保育からあるため、0歳から6歳まで幅広い年齢の子どもたちの保育に携わることができます。日中の園児をサポートすることもできますし、早朝保育や延長保育の時間帯、24時間保育のある園では夜間のみのサポート役として活躍することもできます。
保育補助の仕事をするためにはどんな準備が必要?
保育補助は資格を持っていなくてもできる仕事。実際にジョブメドレーには「無資格可」の保育補助求人が多くあります。しかし、幼い子どもたちと関わりながら健康と安全を守る立場ですから、子どもの成長発達に関する知識や子どもの病気について学んでおくなどの準備はしておいた方が良いでしょう。それらの知識は専門学校、短期大学、4年制大学や通信教育で学ぶことができます。また、最近では保育補助の保育士資格取得を国が支援する動きもあり、働きながら保育士の資格取得を目指すのもおすすめです。