目次
- 1. 園見学の必要性とタイミング
- Q. そもそも園見学は行くべき?
- Q. 園見学は面接と同日・別日のどちらが良い?
- Q. 見学におすすめの時期は?
- 2. 見学の準備
- Q. 服装や身だしなみの注意点は?
- Q. 持ち物は何が必要?
- Q. 園見学はどのようにお願いする?
- Q. 見学前に準備や確認すべきことはある?
- 3. 見学で見るべきポイント
- Q. 「人間関係」や「職場の雰囲気」はどこを見ればわかる?
- Q. 保育の質や安全性はどこで判断する?
- Q. ほかに見ておくべきポイントは?
- Q. 保育園と幼稚園で見るべきポイントは変わる?
- 4. 見学時の質問例
- Q. 園見学ではどのようなことを質問すればいい?
- Q. 自己PRにもつながる質問は?
- Q. 聞くべきではないNG質問は?
- 5. 見学後のマナー・お礼の伝え方
- Q. 見学後に「お礼」は送るべき?
- Q. 見学した結果、辞退したい場合は?
教えてくれた人

ジョブメドレー キャリアサポート:Mさん
保育士、幼稚園教諭の資格を持ち、3つの保育園を経験。現在はジョブメドレーのキャリアサポートとして、求職者と事業所をつなぐ役割を担っている。
1. 園見学の必要性とタイミング
Q. そもそも園見学は行くべき?
できる限り足を運んで見学することをおすすめします。公式サイトや説明会でもある程度情報は入手できますが、園の雰囲気や保育環境などは実際に見なければわからないことが多いです。
サイト上では充実した職場環境をアピールしているのに実際は違ったり、反対にサイトは簡素でも現場ではさまざまな工夫が取り入れられていたりするケースもあります。
Q. 園見学は面接と同日・別日のどちらが良い?
園側の負担を考えると、同じ日に実施するのがおすすめです。面接の前後で10〜15分程度、園内を案内してもらうケースが多いです。
ただし、応募を迷っている段階であれば、見学だけでも問題ありません。
Q. 見学におすすめの時期は?
一番おすすめの時期は「秋ごろ」、もしくは「5月下旬〜夏前」です。秋ごろは子どもたちが園の生活に慣れて落ち着いており、さまざまな活動がおこなわれているため、普段の保育の様子が見やすい時期です。5月下旬〜夏前もGWが明けてしばらく経ち、落ち着いてくる時期なので適しています。
あまり適さない時期としては、4月の進級・入園直後でバタバタしている時期と、GW直後の登園しぶりが起きやすい時期です。夏場はプール活動などで通常の園庭遊びの様子がわからない可能性もあります。
2. 見学の準備
Q. 服装や身だしなみの注意点は?
見学時の動きやすさを考えて、スカートではなくパンツスタイルがおすすめです。面接と同日に見学する場合はスーツやオフィスカジュアルを着用するのが一般的ですが、見学時は動きやすい格好を指定されることもあるため、事前に園へ確認しておくのが確実です。
身だしなみは、衛生面と子どもの安全に配慮して整えましょう。髪が長い場合は結び、爪は短く切ります。ネイルやアクセサリーは、けがや誤飲につながる恐れがあるので避けましょう。
Q. 持ち物は何が必要?
メモ帳と筆記用具、受け取った資料を入れるA4クリアファイル、A4サイズが入るカバンを用意します。
保育体験がある場合や動きやすさを重視する場合は、上履き(室内履き)を用意しましょう。また指定があればエプロンも持参します。
Q. 園見学はどのようにお願いする?
依頼方法は電話やメッセージ(メール)など、どの方法でも問題ありません。電話対応しやすい時間は園によって異なりますが、目安は次のとおりです。
〈おすすめの時間帯〉
- 10時〜11時半ごろ
- 14時〜16時ごろ(降園時間と重なる場合を除く)
〈避けるべき時間帯〉
- 8時半〜10時:登園が集中する
- 11時半〜13時:昼食・午睡と重なる
- 降園時間の前後
- 17時以降:担当者が不在になりやすい
電話をかける際には、こちらから希望日を提示できるように2〜3候補を用意しておきましょう。
電話のかけ方の例
自分「お忙しいところ恐れ入ります。保育士/幼稚園教諭の[自分の名前]と申します。いま、お時間よろしいでしょうか?」
相手「はい、大丈夫ですよ」
自分「ありがとうございます。求人情報を拝見し、園の見学をご相談したくお電話しました。ご担当の方におつなぎいただくことは可能でしょうか?」
相手(担当が代わって)「はい、担当の◯◯です」
自分「お電話代わっていただきありがとうございます。[自分の名前]と申します。御園の求人を拝見し、ぜひ一度見学をさせていただきたいと思いご連絡いたしました。現在、見学は受け付けていらっしゃいますか?」
相手「大丈夫ですよ。いつごろをご希望ですか?」
自分「ありがとうございます。ご都合の良い日時にお伺いしたいのですが、[候補日1]や[候補日2]などでご調整可能な時間帯はございますでしょうか?」
(日程決定後)
自分「承知いたしました。それでは◯月◯日◯曜日の◯時にお伺いいたします。当日の服装や持ち物で指定はございますでしょうか?」
相手「動きやすい服装で、上履きもあるといいと思います」
自分「かしこまりました。本日はお忙しいところご対応いただき、ありがとうございました。当日はどうぞよろしくお願いいたします。失礼いたします」
▼メッセージ(メール)の文例はこちら
Q. 見学前に準備や確認すべきことはある?
事前に公式サイトなどで保育理念や教育方針をチェックしておきましょう。自分の保育観と合うかどうか照らし合わせて見学に臨むと、見るべきポイントが明確になり、選考に進む判断もしやすくなります。
また、ほかにも気になっていることがあれば質問リストを作成して持参するのもおすすめです。
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3. 見学で見るべきポイント
Q. 「人間関係」や「職場の雰囲気」はどこを見ればわかる?
人間関係や職場の雰囲気を見学時に見極めるのはなかなか難しいですよね。以下のような点を意識して見てみましょう。
- 園児のいる状況で職員同士の必要な声かけや、忙しそうな職員へのフォローがあるか
- 見学中の自分に対するあいさつや、そのときの表情はどうか
- 異年齢交流(縦割り保育)は盛んか(異なるクラスの活動には担任間の連携・信頼関係が不可欠なため)
- 職員室を見学できる場合は、先生同士の自然なコミュニケーションが取れているか
Q. 保育の質や安全性はどこで判断する?
保育の質や安全性は、「物的環境」と「人的環境」の2つの観点から判断することができます。
〈物的環境のチェックポイント〉
物的環境では、子どもたちが安全かつ快適に過ごせる設備やレイアウトが整っているかを確認します。
- 整理整頓と配置:おもちゃや備品が整理整頓され、子どもの動線や安全に配慮して配置されているか
- ケガ・事故防止の工夫:机や棚の角が面取り加工されるなど、安全対策が施されているか
- 保育室の広さ:定員に対して部屋が狭すぎないか
〈人的環境のチェックポイント〉
人的環境では、職員の配置状況や体制のゆとりが重要となります。
- 人員配置の余裕:国が定めた基準よりも多くの担任やフリーの保育者が配置されている園では、手厚い保育を提供しやすくなります。
- 突発的な欠勤への対応力:急な欠勤でもフォローし合える体制が整っていれば、業務の切れ目を生みにくく、事故を防ぎ保育の質を高く維持できます。
Q. ほかに見ておくべきポイントは?
園庭の広さやプールの有無、年間行事数などもチェックしておくと安心です。園庭の広さは自分のやりたい保育に関わってきますし、夏のプール活動が水遊び程度なのか本格的なプールなのかも確認しておくとイメージが湧きやすくなります。
行事の数も重要で、行事が多いとその分準備や作業量が増えます。大きなイベントがあまり得意でない・不安がある場合は、行事が少ない小規模園などを検討する選択肢もあります。
Q. 保育園と幼稚園で見るべきポイントは変わる?
幼稚園は保育園よりも行事が多く、勉強や体育、音楽、英会話など園ごとの教育方針や特色が強いため、日中にどのような「集団活動」をおこなっているか見るのが大切です。子どもたちが活動に取り組む様子や先生の指導スタイルなども観察しましょう。
また、降園後の時間を教材準備や行事の計画・制作に充てることが多いため、事務作業や準備業務のボリューム、持ち帰り残業の有無についても事前に確認しておくと良いでしょう。
tips|児発・放デイなどの療育施設で見るべきポイントは?
児童発達支援や放課後等デイサービスといった療育施設は、事業所ごとの特色や方針が大きく異なります。そのため事前に公式サイトなどで特色を調べ、現場で職員が子どもたちとどのように接しているか、指導方針が自分の希望と合っているかをよく見ることが大切です。
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4. 見学時の質問例
Q. 園見学ではどのようなことを質問すればいい?
園内を見学するだけでは、実際の働き方や職員のサポート体制など、わからないこともあります。見学中に気になったことや、入職先を選ぶうえで重視したいことは、担当者に質問してみましょう。
自分が知りたいことに合わせて、以下の質問例を参考にしてください。
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確認したいこと |
質問例 |
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残業・業務量 |
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業務効率化 |
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シフト・勤務時間 |
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休憩 |
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サポート体制 |
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必要なスキル |
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例えば残業や業務負担について確認したい場合、「残業は多いですか?」と聞くだけでなく、行事準備の進め方やICTの活用状況、業務の分担体制などを具体的に聞くと、実際の働き方をイメージしやすくなります。
Q. 自己PRにもつながる質問は?
自己PRは書類選考や面接の場こそ重要になるため、園見学のときに必ずしもアピールする必要はありません。ただし、見学してみて「ぜひこの園に入りたい」と意欲が高まった場合は自己PRにつながる質問をするのもいいですね。
例えば「入職するまでに勉強しておいたほうがいいことはありますか?」「今後身につけておいたほうがいいスキルはありますか?」といった質問なら、前向きな姿勢が伝わると思います。
▼自己PRについて詳しくはこちら
Q. 聞くべきではないNG質問は?
見学の段階で給与やボーナスといった待遇面を聞くのは避けたほうが無難です。
また、見学中に様子が気になった園児がいたとしても、特定の在園児に関する質問は控えたほうがいいでしょう。
5. 見学後のマナー・お礼の伝え方
Q. 見学後に「お礼」は送るべき?
必須ではありませんが、メールや求人サイトのメッセージ機能でお礼を伝えると丁寧な印象を与えられます。送るタイミングは見学後、次の選考に進む前に伝えましょう。
Q. 見学した結果、辞退したい場合は?
辞退すること自体はまったく問題ありません。ただし、園の担当者から選考に進むかどうか聞かれた際に何も答えずにフェードアウトするのはマナー違反です。その場合は見学のお礼を伝えたうえで、「自身の希望する保育方針と少し異なったため、今回は見送らせていただきます」と辞退の意思を伝えましょう。