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コラム2020/10/08
ICF(国際生活機能分類)とは? 医療・介護職が知っておきたい分類法

ICF(国際生活機能分類)は、医療や介護の現場だけでなく、教育や経済などの幅広い分野でも活用されている分類法です。ICFの概念や目的について押さえておきましょう!

ICF 国際生活機能分類

1. ICF(国際生活機能分類)とは?

ICFとは、「International Classification of Functioning, Disability and Health」の略で、日本語では「国際生活機能分類」と呼ばれます。WHO(世界保健機関)が2001年5月に採択しました。

ICFは、人間の生活機能と障害についての分類法として、多数の組み合わせによって約1,500項目に分類することができます。「国際」の名がつく通り、世界共通の基準としてさまざまな専門分野や異なる立場の人々の共通理解に役立つことから、「“生きることの全体像”を示す“共通言語”」とも表現されています。

具体的には、以下のような目的でICFは活用されます。

◎健康に関する状況、健康に影響する因子を深く理解する

◎健康に関する共通言語の確立で、さまざまな関係者間のコミュニケーションを共通化し、改善する

◎国、専門分野、サービス分野、立場、時期などの違いを超えたデータの記録・共有・比較・評価などへの活用

ICFは、本来健康に関する分類が目的でしたが、現在はそれ以外にも、保険、社会保障、労働、教育、経済、社会政策、立法、環境整備のようなさまざまな領域で活用されています。

2. ICFはどう構成されているのか

ICF 国際生活機能分類の構成

ICFは「健康状態」、3つの「生活機能」、2つの「背景因子」の各要素がそれぞれ影響し合って成り立ちます。この組み合わせによって、約1,500項目もの分類がされるため、特定の要素に偏らず、ICFを構成する要素全体をバランス良く見ることが大切です。

2-1. 「健康状態」とは

健康状態とはその名の通り、病気やケガ、体調の変化などを指します。また、肥満や妊娠、ストレス、加齢なども健康状態の指標として扱います。

2-2. 3つの「生活機能」とは

「生活機能」はICFの中心的な概念であり、「心身機能・身体構造」「活動」「参加」から構成されています。それぞれの要素について具体的に見ていきましょう。

(1)心身機能・身体構造

「心身機能」は、身体系の生理的機能心理的機能を含む)のこと。手足の動きや、視覚・聴覚、内臓、精神などの機能のことを指します。

「身体構造」は、器官・肢体とその構成部分などの身体の解剖学的部分のこと。指の関節、胃や腸、皮膚などの構造面のことを指します。

(2)活動

「活動」は、生活上の目的を持った具体的な行為のこと。歩くことや日常生活に必要な動作をはじめ、家事や仕事、余暇活動などをすべて含みます。ICFで活動を分類する時は、「できる活動」と「している活動」の2つの面に分けて捉えます。

なお、「活動」と「参加」は密接な関係にあり、活動は参加の具体的な表れであると言えます。

(3)参加

「参加」は、家庭や社会へ関与し、役割を果たすこと。主婦としての役割や職場などの組織で役割を果たすこと、地域の会合や趣味の集まりに参加することなども含まれます。

2-3. 2つの「背景因子」とは

背景因子とは、生活機能に大きな影響を与える因子のことで、時に生活機能の低下の原因となるものです。

背景因子は、「環境因子」「個人因子」の2つの因子からなります。

(1)環境因子

「環境因子」は、その人を取り巻く人的・物的な環境すべてを指します。

具体的には、建物や道路、交通機関、自然環境などの「物的環境」。家族や友人、同僚などの周囲の人間との関わりなどの「人的環境」。医療や福祉をはじめとしたあらゆる法律や制度、サービスなどの「制度的環境」があります。

(2)個人因子

「個人因子」は、その人固有の特徴のことを指します。

年齢、性別、民族、生活歴(学歴・職歴・家族歴など)、価値観、ライフスタイルなどがあり、その人の「個性」ともいえる重要な因子です。

3. さいごに

「生きることの全体像を示す共通言語」と、概念だけでは最初は理解しづらいところもあるICF。しかし身近なところでは、過去の介護福祉士国家試験でも出題された実績があり、介護認定時のアセスメントやケアプランの作成時などにも活用されています。

医療や介護に携わる人に覚えておいていただきたいのはもちろん、教育や経済など他分野でも活用が広がっているので、興味がある人はぜひ調べてみてくださいね。

■参考文献

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