看護師のよくある働き方とは
働く場所も働く時間も選択肢は多い看護師の仕事
医療介護系の仕事の中でも特に働き方の選択肢が多いのが看護師の仕事です。勤務日数、勤務時間、勤務形態(二交代・三交代・日勤専従・夜勤専従)などの時間的なものに加え、職場となる施設も病院、介護施設、保健所、在宅訪問などがあります。現在代表的なものは病院での交代制勤務ですが、超高齢社会を迎え介護施設や訪問看護などのニーズも高くなっているため、今後はより患者さんに寄り添った新しい働き方の可能性もあります。
こんな働き方ができると転職・復職では有利
夜勤・残業も含め柔軟に対応できるのが一番
どんな職業でもそうですが、特に命の現場に関わる看護師の場合、24時間365日いつでも必要とされる職種ですので、勤務時間については柔軟に対応できる人が転職・復職には有利です。未経験者やブランクがあっても職場のシフトに適応できれば採用率は高くなりますし、緊急時の呼び出しにも応じることができれば給与面でも優遇されます。子育てが終わり、看護師として本格的に現場復帰しスキルアップを目指すのであれば、是非挑戦してみましょう。
こんな働き方でも転職・復職は大丈夫
夜勤専従という働き方も看護師にはある
日勤・準夜勤・夜勤などの繰り返しで生活のリズムが壊されてしまいがちなのも看護師という仕事の特徴です。また申し送り後カルテ整理をしていると次の勤務までほとんど時間がとれないといった現状も耳にします。そこで思い切って夜勤専従という働き方もあるのでご紹介します。
夜勤専従なら基本給が高いのがポイント。昼夜は逆転しますが交代制に比べると一定のリズムで勤務できますので、体への負担は軽減します。また、多くの病院では夜勤を月9回までと制限していますので、休日が多いのも特徴です。
家庭との両立には日勤のみから初めて少しずつステップアップ
家庭との両立を目指すのであれば、出来るだけ日勤のみで仕事をしたいもの。以前は日中のみの勤務というと入院施設のない病院や保健所などに限られていましたが、最近はパート勤務、デイケア・デイサービス施設や訪問看護などの選択肢もあり、仕事内容や給与などの面で折り合いがつけば転職・復職する機会は増えています。まずはパートや日勤のみなど無理のない条件で就職し、家庭環境の変化に伴って勤務形態を変えて行くのも一つの方法です。カルテを見せてもらったり時々は勉強会に参加しておくなど、出来る範囲でスキルを溜めておけば次へのステップアップも望めます。
できるなら週に一度の夜勤にトライしてみては
たびたびは無理でも、週に一日だけでも夜勤が出来るとさらに就職先は広がってきます。看護師の離職率の高さが指摘されて久しいですが、病院によっては週に1〜2度の夜勤でシフトを組むなど家庭を持つ女性にとって働きやすい条件の整備に着手しています。そんな職場なら長く働き続けることもできそうですね。週に一度だけなら家族の協力が得られる可能性もあるでしょう。まだ数は少ないかもしれませんが、少しずつその数も増えていますので根気強く探してみましょう。