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コラム2017/11/10
NICU(新生児特定集中治療室)で働く看護師の仕事とは?

NICU(新生児特定集中治療室)は、超低出生体重児をはじめハイリスクな状態にある新生児のケアを行う部署。ここで働く看護師の仕事はどのようなものなのでしょうか。向き不向きについてもあわせてまとめました。

NICU(新生児特定集中治療室)ってどんなところ?

通称NICUと呼ばれる新生児特定集中治療室は、早産や低出生、そして先天性の疾患・障害を持つ新生児のケアを行う部署です。赤ちゃんの治療を行い、成長発達を支援していくのがNICUスタッフの仕事です。NICUに入院している赤ちゃんは保育器の中で過ごし、保育器の周りには赤ちゃんの状態を示すモニターや人工呼吸器、輸液ポンプなど、数多くの医療機器が並んでいます。

医師は24時間常駐で看護師は赤ちゃん3人に対し1人以上の配置となるように定められており、赤ちゃんの体重が2,000gを超え、状態が安定するまではNICUでの入院が続きます。感染予防のために面会は赤ちゃんの両親のみ、そして面会時間も決められていることがほとんどです。

NICUにおける看護業務について

赤ちゃんの全身の状態の観察が大きな役割を占めます。赤ちゃんの検温を行い、モニターの表示などを確認し、わずかでも状態に変化があるときにはすぐ医師に報告し、医師の指示をあおぎます。処置が必要なときには医師が行い、看護師は処置の介助に付きます。そのため、ほかの病棟に比べて看護師が行う医療処置は少ないのが実情です。そのほか、薬剤の管理と投与を行ったり、母乳・ミルクを与えてオムツを替えたりもします。

医療機関によって業務内容の違いはありますが、NICUに勤務する看護師にとって最も大切な業務、それは赤ちゃんの両親に対する精神的なケアです。我が子が生まれてすぐ入院生活を送ることになってしまうのは親としてとても辛いことです。ショックや悲しみ、葛藤などを乗り越えて赤ちゃんと一緒に良い親子関係を築いていけるように、看護師は赤ちゃんの父親・母親とじっくり話し合い、必要に応じてアドバイスを行います。

働いてみたいけど…向き不向きってあるの?

急性期の新生児看護をしたいと思っている人の中には、自分がNICUに向いているか気になる人もいるでしょう。成人看護と特徴が大きく異なるNICUは赤ちゃんへのケアだけでなく、赤ちゃんの両親への精神的ケアがとても重要になってきます。そのため、コミュニケーション技術を学びたい人や精神的ケアを学んでいきたい人に向いている部署といえるでしょう。成人看護の技術を磨き、知識を積んでいくことはできませんが、新生児看護の知識と技術を増やし、その道のエキスパートを目指すことができます。また、新生児集中ケアの認定看護師資格もありますので、学んだ分野で認定看護師資格を取りたいと考えている人にも向いているのではないでしょうか。

一方、NICUでは重症の赤ちゃんのケアを行うことも多いですし、中には残念ながら亡くなってしまう赤ちゃんもいます。そのような子と関わりながら、赤ちゃんの父親・母親のサポートをする必要があります。強い精神力がある人などは能力を発揮できるかもしれません。

自分がどの分野に向いているのかは分からないことも多くあります。気になっているのであれば、NICU勤務経験のある看護師に相談してみたり、可能であれば院内を見学させてもらうなどしてみてもいいですね。

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