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コラム2018/12/28
特養(特別養護老人ホーム)と老健(介護老人保健施設)の違いはなに?

全国には公的な「介護保険施設」が7,981施設あり、たくさんの高齢者が利用しています。この介護保険施設は介護保険制度によって運営されていて「特別養護老人ホーム(通称:特養)」「介護老人保健施設(通称:老健)」「介護療養型医療施設(療養病床)・介護医療院」の3種類となります。今回はこの中の「特別養護老人ホーム(通称:特養)」と「介護老人保健施設(通称:老健)」の違いについてご紹介します。

特養と老健の違い1

特養と老健の違いはなに?

特養と老健の違いを簡単にまとめると、以下の表のようになります。それぞれ見ていきましょう。


特養と老健の違い2

運営母体

特養は社会福祉法人、老健は医療法人が主に運営しています。


標準入居期間と看取り

特養は中重度の高齢者の生活を支える介護が主となり、身体介護や生活援助を行います。看取りまで対応している施設が多いため、終の棲家として一生特養で生活する方も多いです。老健は病院と在宅(家)の中間の位置付けで、自分の家で生活できるようになるためのリハビリや医療的な処置、対応を3ヶ月~1年でしていきます。そのため、基本的には看取りの対応をしていない施設が多いです。


待機者

特養は長期間入居する方が比較的多く、入居に時間がかかる傾向があります。老健は病院から退院して老健に入居するケースが多いです。また、特養に比べると短期間の入居になるため比較的入居しやすい傾向があります。


費用

特養も老健も入居一時金はなく、基本的に月額費用のみとなります。月額費用の内訳もほぼ共通です。特養と老健の部屋は個室タイプです。リビングを併設しているユニット型と、数名で一緒に過ごす多床型、リビングがない従来型個室などがあり、部屋の種類によって月額費用が変わります。


介護内容

特養では、一生を過ごすための身体介護や生活介護を行います。老健では、在宅復帰を目的としているため、整った医療体制のもと、医療ケアや充実したリハビリを中心とした介護を行います。基本的な生活を支える部分は一緒ですが、目的と機能が違うために介護内容にも多少変化があります。

特養と老健のメリットデメリット

特養と老健に入居する利用者様のメリット・デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。


◇特養のメリット

人生の最期まで入居・生活ができるため、施設に慣れさえすれば、同じ環境で余暇を楽しむことができる。介護内容も比較的充実している。


◆特養のデメリット

待機者が多いため入居に時間がかかる。また、基本的に入居は介護度3以上が対象となるため入居者が限定される。また、医療体制は必要最低限となり、体調不良等の緊急対応は老健の方が充実している。


◇老健のメリット

作業療法士(PT)や理学療法士(OT)が指導するリハビリによって自分の家で日常生活を送ることを目指せる。また、医療体制が充実している施設が多いため、緊急時に医師・看護師等による対応が可能。


◆老健のデメリット

定期会議で「退所できる」となった場合、その後継続して入居することができないため、退所後の対応を考えておく必要がある。介護内容も基本的にリハビリが中心となり、レクリエーションなどは必要最低限の施設が多い。

介護医療院の誕生で介護の流れが変わる!?

これまでは病院から退院したら、「①特養に入居して最期まで暮らす」「②老健を経由して特養や在宅で生活する」という大きな2つの流れがありましたが、2018年4月から介護医療院という新しい介護保険施設が誕生しました。


いくつか種類がある老健のうち、リハビリを目的とする介護療養型老人保健施設に生活の機能を加えることで、特養のように一生暮らすことができるようになった施設が介護医療院です。


介護医療院ができると、「①特養に入居して最期まで暮らす」「②老健を経由して特養や在宅で生活する」という選択肢に加えて、「③介護医療院に入居して最期まで暮らす」という新たな選択肢ができ、とくに②のパターンを利用する人が少なくなるのではないかという懸念があります。


介護医療院はまだまだ始まったばかりの制度のため、全国的に施設数は少ないですが、これから増えてくると思いますので、注目してみてください。


特養と老健のどちらで働くか迷った際には、それぞれのメリット・デメリットをしっかり見たり、施設見学に行ったりして、比較することが大切だと思います。ぜひ自分に合った職場を探してみてください。

読者の方へのメッセージ

新しく誕生した介護医療院

介護職員は、施設ごとの機能と役割を把握した上で適切な介護を提供することが大切です。施設の理念もしっかり確認して、ここは何を大切にしている施設なのかということをぜひ調べてみてください。

平栗 潤一平栗 潤一(介護スクール経営者)2018/12/28

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