地域別の保育士平均給与


2018年3月時点で、ジョブメドレーおよびハローワークに掲載されていた保育士求人情報を集計(n=20,116件)
保育士の平均月給を地域別にみると、最も月給が高いのは東京都の236,941円です。
次いで、東京都を除いた関東地方の219,431円、近畿地方の201,697円、東海地方の198,637円と東名阪の大都市を含む地域が続きます。
平均時給をみても近畿地方と東海地方が入れ替わっているものの、ほぼ同様の結果です。
大都市ほど賃金が高くなるのは広く認知されていますが保育士の場合、都市部の待機児童問題による保育士不足も相まって、この傾向がより強まっています。
特に東京都は、保育士の有効求人倍率が6.43倍(2018年1月時点)と非常に高く、人材確保への課題が給与に反映されているのが分かります。
一方、地方においても保育士不足に悩む事業所は少なくありません。地方は都市部と比べて平均給与は低い結果となっていますが、その分、物価や家賃なども安く生活コストを抑えることができます。
また、都市部も地方も共通して遠方に住む保育士も視野に入れ採用活動を行っている場合もあります。
そういった事業所では、借り上げ社宅制度など給料に現れない部分で手厚く補助していることも。結果的に額面以上の好条件となる可能性もあります。
このような情報はジョブメドレーでは「給与の備考」欄や「待遇」欄に記載されています。
運営主体別の保育士平均給与


2018年3月時点で、ジョブメドレーおよびハローワークに掲載されていた保育士求人情報を集計(n=20,116件)
運営主体の違いによって、給料にはどの程度の差が出てくるのでしょうか。
常勤で最も平均月給が高いのは、株式会社・有限会社の220,400円です。これらは営利法人ということもあり、職員の処遇改善に取り組みやすいという背景があります。
次いでNPOの199,840円、社会福祉法人の198,005円、学校法人の193,232円と続きますが、平均月給に大きな差は見られません。
しかし、最も平均給与が低い公立は168,005円と、他の運営主体と比べ差が開いています。
一般的に公立と聞くと「給料は比較的安定している」というイメージがあるので、この結果は意外に思えるかもしれません。
ただ、公立保育園における保育士の募集はフルタイムであったとしても臨時職員の募集がほとんど。月給は時給と労働時間から換算されているケースが多く、これが要因であると考えられます。
非常勤で最も平均時給が高いのは、常勤と同様に株式会社・有限会社で1,122円です。
一方、平均月給が最も低かった公立は1,097円で、時給の比較では2番目に高くなりました。このように運営主体によって給料に差が生じる場合もあります。
しかし、「地域別の保育士平均給与」でも述べたように給料のみで、その職場の待遇を判断することはできません。
求人情報を眺める際には、その他の労働条件はもちろん、仕事内容などにも確認するようにしましょう。
保育士の平均給与データ一覧
地域別平均給与
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地域 平均月給 北海道 ¥181,215 東北 ¥176,288 関東(東京以外) ¥219,431 東京都 ¥236,941 甲信越 ¥182,614 東海 ¥198,637 北陸 ¥184,115 近畿 ¥201,697 中国 ¥183,291 四国 ¥176,441 九州沖縄 ¥180,555 -
地域 平均時給 北海道 ¥957 東北 ¥995 関東(東京以外) ¥1,140 東京都 ¥1,205 甲信越 ¥994 東海 ¥1,045 北陸 ¥1,010 近畿 ¥1,043 中国 ¥1,020 四国 ¥941 九州沖縄 ¥958
運営主体別平均給与
-
運営主体 平均月給 株式会社・有限会社 ¥220,400 NPO ¥199,840 社会福祉法人 ¥198,005 学校法人 ¥193,232 公立 ¥168,005 その他 ¥193,132 -
運営主体 平均時給 株式会社・有限会社 ¥1,122 NPO ¥1,052 社会福祉法人 ¥1,057 学校法人 ¥1,042 公立 ¥1,097 その他 ¥1,053
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